焼石岳(中沼コース)〜雪渓上部の広大な花園 05.06.12(日)

【メンバー】石川、牧之内、今野、阿部、秋葉、相馬(男4、女2) 
【コースタイム】 5:58発 6:32中沼 7:49銀明水 9:26姥石平 9:47焼石岳山頂 10:18同発 11:09銀明水 12:10中沼 13:00駐車場着

 11日(土) 天気予報は芳しくない。年間計画では丁岳となっていたが、担当者の都合が悪く、秋田から大勢が押し寄せるという情報もあり、パス。6月が花の最盛期という焼石岳を提案したところ6人となった。
 15:30 2台の車で由利本荘市役所発。東成瀬経由、胆沢町の中沼コース登山口着19:00、駐車場の北側の林道にに少し広いところがある。朝日新聞発行の二百名山の地図では、奥にもう一つの駐車場があるが、もう誰も来ないだろうと道端にテントを張る。ついでに小枝を集めて焚き火を始めたが、雨脚が強くなってきた。慌ててタープを張る。その下ではサンマやイカ、トウモロコシなどを炭火で焼いた。駐車場には15台程度の車があった。

 12日(日) 4時に起きた。雨がやまず、タープ撤収の踏ん切りがつかなかったが、撤収直後に1台車が通過した。もしかしたら撤収を待っていたのかもしれない。朝食はカップラーメンと餅だ。みんな軽登山靴にスパッツという格好だが、私はゴム長とした。残雪、雪解け水などで登山道はときにグチャグチャのぬかるみ状態となる。みんな靴の中が濡れたというが、こちらはほとんど乾いていた。多少雪渓上が歩きにくいが、なだらかなルートなのでなんとかなった。ストックを車に置き忘れてしまったが、なんとか歩けた。
 途中で引き返す単独の人に二度会う。「雪渓上のルートが分からなくて」とのことだったが、雨模様でガスが低く垂れ込めていて確かに分かりづらい。持参したナタで笹の小枝を切り落とし、標識として雪渓の上に立てて進む。念のためGPSも作動させたが、帰り道ではトレースがしっかりしていてほとんどそれらのものは必要なかった。何しろ40人もの大集団が登ってきたのだから。
 姥石平付近ではお花畑が広がり、見渡す限りのハクサンイチゲを見た。すごい規模だ。ネットでは焼石岳ではなく、姥石平(ルートの北側)こそ見所があるというページがあった。ガスでよく見えない。初めて見るユキワリコザクラなど珍しい花もある。木道もかなり整備されているが、姥石平付近とその手前では、ルートが沢の中という箇所があり、沢登り気分で石伝いに歩き、楽しめた。(今野)
 経費は食費1800円、ガソリン代1500円(304km)、計3300円(一人)。 

 以下はモウズイカさんのホームページの「モウズイカの裏庭(野草見聞録)」というページの「焼石に水、そして花」にあります。焼石岳の花の考察や花の名前などが丁寧で大変詳しく、参考にいたしました。感謝。
 リンクのご連絡を差し上げたところ「ミズドクサ」「クロミノウグイスカ グラ」「ツルキツネノボタン」の名前を教えて下さいました。有難うございます m(__)m

焼石岳の花の特徴

「焼け石に水」という格言があります。意味は違いますが、焼石岳は水の多い山です。
山腹、特に東側斜面はむちゃくちゃ積雪が多く、これは日本海側第一線にあり、大量の積雪で知られる月山や鳥海山の東側斜面にも匹敵するほどとか。ですから、真夏はもちろん、年によっては、秋の新雪期まで、雪渓として残り、遠く水沢辺りからも確認できるほど。この雪解け水が斜面を流れ落ちる関係で、登山道も川のようになります
(特に中沼コースは山靴の他にゴム長も必須)
豊富な水のおかげで、山腹には湿原や池沼が多く、湿性植物が極めて豊富。至る所でみごとなお花畑を展開します。場所によっては、まるで尾瀬に迷い込んだような錯覚をすることも。


中沼登山口駐車場 中沼を背景に リュウキンカとミズドクサ
水に浸かる木道 銀明水 ユキワリコザクラ
ミヤマシオガマ ハクサンイチゲの群落の一部 ルートは沢の中
山頂直下 クロミノウグイスカグラ 焼石岳山頂 右にミネザクラ 小振りなオオカメノキ?
ツルキツネノボタン 水芭蕉の中沼と木道 中沼から見る天竺山

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