05.08.27〜29 マンダノ沢・羽後朝日岳・部名垂(へなたれ)沢下降

【メンバー】畠山 牧之内 今野 相馬          

27日 【コースタイム】 27日 5:10本荘発 8:25/9:20堀内沢入口 13:02/13:55三角岩塔(昼食) 14:16オイノ沢(マタギ小屋、寄道) 15:27二条滝  蛇体淵 19:20/20:45
 3年前、5人でマンダノ沢を遡行し、蛇体淵で1泊した翌朝、一人がジャンプした際、フクラハギに違和感を感じたため、全員で退却したことがあった。それ以来3年間、年配の女性から「マンダノ沢へ行きましょ」といわれ続けていて、8月の例会で八滝沢に続いてマンダノ沢に行くことにしていた。

自転車を部名垂沢入渓地点にデポしてからいつもの堀内沢へ。出発準備をしようとしたらやや強い雨だ。20分くらい待つとあがった。3人にだいぶ遅れてパッキングを済ませ、すぐ合流した。時間がないだろうと竿を置いてきたのだが、先行するとかなりの待ち時間がある。魚影も見えて釣りをあきらめたことを少し後悔した。

天気は上々、歩みはのろい。オイノ沢にあるマタギ小屋を確認した。マンダノ沢から沢は急に険しくなり、滝の連続となる。二条滝は左から高巻く。ザイルは12mで懸垂もそれで間に合わせた。2時間置きに休む程度で急いだのだが、蛇体淵はるか手前で日没を迎えてしまった。仕方なく、一人先行してザックを置き、引き返して3人をサポートする。蛇体淵着20:48。ヘトヘトだったが、炊事の準備をしようとしたが、コッヘルがない。ガスヘッド2個もセットにしてあるので、これもダメ。でも、牧之内さんがすべてカバーしてくれて助かった。カレーを食べる。アルコールは進まない。焚き火を楽しんで24時近くになってやっと就寝。

ワニ岩? 三角岩塔で記念写真 オイノ沢のマタギ小屋
マンダノ沢に入ると滝の連続 二条滝(左ー右岸を高巻く) 昨年も見た滝

28日 【コースタイム】 07:05蛇体淵発 09:24天狗・竜又沢分岐 14:07/55薮コギ 15:08/15:14羽後朝日岳 16:08部名垂沢下降

 7:00発(遅い)、以前は直進した浅い釜と低い滝だが、今日はやや水量があり、直進はあきらめて高巻く、先行者が大高巻をしたため、最後尾の私はすぐ下り、沢で10分ほど待つ場面もあった。昨年のコースタイムとの差が気になった。天狗の沢最後の難所は左に曲がった地点にある泥岩の崩れやすい滝だ。空身で登り、ザックと人を引き上げなんとか越えた。薮コギは48分。羽後朝日岳で記念写真。部名垂沢への下降地点には赤布があり、助かった。
前回も手ごわいと思ったが、今回はさらに手ごわいと感じた。結局、またしても暗闇の沢を下ることになってしまった。このメンバーでは2泊3日とすべき沢だったなと反省しながら下る。堰堤が現れたので、3つ目の堰堤で先に行き、車の回収に向かう。自転車のデポ地点(駐車場)着24時。夜のでこぼこ道での自転車の危険性は理解していたつもりだったが、下りでブレーキが不十分で転倒した。気がついたら車の鍵がついた財布とメガネがない。チェーンがはずれて自転車は動かない。仕方なく、4.7kmの道のりを歩く。スペアキーを仕込んで置いてよかった。1:27車に着く。メガネなしなのでゆっくり慎重に運転した。1:48駐車場に戻ると誰もいない。途中で道を見失って明るくなるまで動けないのだろうと判断して、迎えに行く。分かれたはずの3つ目の堰堤まで行ってみたが、いない。どこに居るのか分からず、仕方なく車に戻り、3時半に寝る。

28日朝の蛇体淵 蛇体淵の上部滝 右の木が折れて橋が崩壊? 上部はナメ
天狗の沢・竜又の沢分岐のシート 樋状のルート 稜線が見えた
右から巻く滝 小滝 最後の難関 左に曲がる、もろい泥岩の滝
マンダノ沢の源流部(伏流) 羽後朝日岳山頂 マンダノ沢降り口の赤布(感謝)

29日 5時に起きて同じ道を迎えに行くが、いない。渡渉する駐車場が分からないとまずいと思い、彼らの荷物3個を誘導するように配置してから、財布と時計を捜しに行く。幸いすぐ見つかった。田沢湖駅前の緑の電話から自宅に電話した。「3人が下りてこない。職場へは遅れるので連絡してくれ」と頼んだ。

彼らは朝飯を炊いて食べ、焚き火をして暖をとり、8時半にやっと現れた。まだまだ遠いと思い込んでいたとのことだった。こちらは午前中の仕事に穴をあけてしまった(泣)。 (今野記す)

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