祓川ヒュッテへの荷揚げ 06.11.10・11(金・土)

 例年は山童祭の翌日、荷揚げを兼ねて鳥海山で初冬訓練をしているが、今年は金沢に出かける用があり、遅れた。その後、東成瀬村の雪によるスリップ事故(5人死亡。合掌)も伝えられ、今回は諦めなければと考えていた。その後、気温は12度ほどが二日続いた。
10日(金) 試しにと金曜日の午後、年次休暇を取り、冬タイヤに変えて、祓川を目指した。タイヤ交換に手間取り、夕暮れが迫っている。中島台林道分岐でロープが現れたが、それは手ではずした。濃い霧のため、視界が悪い。終点近く、猿倉分岐にもロープがある。これは位置が高いので、そのまま下をくぐった。駐車場から上に登る入口の柵ははずされていた。小雨模様の中、灯油、缶ビール、餅などが入った1斗缶をいつもの棚に置いた。周辺を見ると例年はデポしてある高体連のものがない。Y子さんの灯油もない。16時に下る。
 やれやれ、今回の荷揚げもやっと完了した。ホッとして家でビールを飲んでいると、携帯が鳴る。某高校山岳部顧問のTさんからだ。「祓川の様子は…」というので、「まだ雪はなかった。途中、ロープが2カ所ある」などと答えておいた。しばらくすると、また彼だ。「荷揚げをお願いできませんか?春山合宿も一緒に行きましょう」とのことだ。仕方がない。荷揚げの希望品を聞いた。

11日(土) 午後、買い物をしてから再び祓川に向かう。駒の王子の上の中島台林道の分岐にあるロープがゆるんでいる。結び方も違う。ヘンだ。誰か祓川に向かったのだろうと考え、しばらく行くと黒い乗用車が下りてくる。なんと祐子さんだ。二人で変なところで会うねと笑ってしまった。昨日よりは時間に余裕があるので、写真を撮ったりもしたが、雨が強くなり、ヒュッテの写真を忘れたのが悔やまれる。15時に下る。

その後、雪の便りは毎日のニュースで伝えられているので、多分祓川にはもう車では行けないものと思われる。(06.11.18)

06.11.11善神沼、普段は見えないが、落葉のため見える 鳥海山頂はガスで見えない。カラス形雪渓が分かる
祓川に向かう分岐、左は猿倉へ。ロープがある 分岐の標識のアップ。下の新しい板は「由利本荘市」
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