稲倉岳 秋田県高体連登山部冬山顧問研修会 07.02.10  参加者作成のページ→ チャコBLOG 松本さん 山へ行こう!

【メンバー】荘司、利正、今野、石川、荻原、松本、佐々進ほか高体連関係者総勢25名

【コースタイム】07:32出発、七曲下07:50~08:05、08:30~50七曲上部、11:30~50ブナ林で昼食、13:10~50稲倉山頂、13:55~14:06カール上部、14:50トラバース完了、16:10七曲上部、16:28七曲下部、16:35車着

秋田県高校山岳部の冬山研修会は顧問と生徒を対象にしたものが毎年交互に行われている。県内の三地区(県北、中央、県南)順番で6年で1周りと言うことになる。中央地区が当番の3年前は生徒もいたが、6年前は今回と同じ顧問だけだった。それ以前は鳥海山猿倉口を会場にしていた。多分、宿泊できる温泉があることが会場設定の要因だろう。

稲倉岳では3回目の研修会だが、山頂に立てたのは今回が初めてだ。2泊3日の顧問研修会の初日は講義があり、動植物などのお話があったようだ。

自宅から宿舎の鶴泉荘まで30kmほど、出発7:00と聞いていたが、間に合った。石川さん、進さんも合流し、そこから横岡を過ぎて、除雪地点まで石川さんの車で移動する。本隊の出発が遅れ気味なので、待ちきれず、歩き始めた。今年は雪が少ない。稲倉でも同様で、例年より1mほど少ないようだ。七曲がり上部の鳥獣保護区域の赤い標識の支柱がむき出しになっている。例年なら雪に埋まっているのだが。

いつもは雪の中に埋まる藪が今年は濃い。かなり迂回して進む。下りを楽しみにしていたのにスキーにはつらい。参加者の装備はスキーが6割、スノーシュー・わかんが4割という具合だ。

七曲の倒木(新たな難所) 七曲上の標識(いつもは雪の下) 最初のアップダウンを行く二人
山岳部顧問が集合した ガスのブナ帯を行く 利正さんの腰にピンクのテープ

前日のヤフーの天気予報では象潟地区は午前中雨だったが、雨は降らず、雨具で歩き始めたため、暑い。七曲がり上部で脱ぐ。曇り空で、車の中にサングラスを忘れてしまった。困ったことに、山頂近くになると晴れてきた。雪でなく、氷になっている部分が所々にあり、登れなくなる。集団が進むラインから大きく右にそれて、雪の斜面を捜しながら登る。とうとう最後尾になってしまった。山頂手前で下山の進・石川の二人とすれ違う。最後尾が山頂に着いたときはすでにホワイトアウトの状態だったが、山頂にいる全員で記念写真を撮る。ただし、三脚をセットする余裕はなく、シャッター係は写らない。

山頂が見える シュカブラ 下山する進さん
下山する石川さんと利正さん 稲倉山頂にて22人 蟻ノ戸渡 越しに見える鳥海山

スノーシュー・わかん組は標識の回収をしながら下る。スキー組13人は荘司会長の案内で山頂から西側(左側〜奈曽渓谷)の方に回り込み、カール状になった新雪の斜面の上に出た。一瞬、ガスが晴れて蟻ノ戸渡と新山が見え、急いで集合写真を撮る。その後、5cmほどの薄い新雪を荘司会長を先頭にそれぞれが、シュプールを刻む。スキーがうまい会長は華麗に滑っていくが、難儀している人もいた。

カール状地形の上部から鳥海山が見えた カールに残るシュプール 快適なゲレンデ?
トラバース途中で見た米栂(コメツガ赤い木肌) 稲倉山頂を振り返る(右の窪みがスキーコース) 藪の七曲の下り

ゲレンデのようなコースを過ぎてから右に大きくとラバースしてピッタリ元のコースに戻った。スノーシュー組はまだ戻っていないようで標識が数本見える。以前は下り過ぎて登り返したこともあったと聞く。経験者の案内は心強い。

ちょっと気になっていたトラバース地点には12mほど、横一本の標識テープがセットされていた。利正さんのお仕事だろう。参りましたという気分だ。そこを過ぎるあたりから雪が湿ってきて、スキーの横ずれが難しくなり、止まろうとした瞬間にスキーが動かず3回は転んだ。7曲りでも転ぶ。いつもなら転ばない程度に休んで行くのだが。16時過ぎに車に着く。スノーシュー組はまだ姿を見せないが、早めに帰ることにした。久しぶりの脱力感で自宅で夕食後はすぐ寝てしまい、このページのアップは翌々日(12日)の00:50になった。 (今野記す)

トップページに戻る  参加者作成のページ→ チャコBLOG 松本さん 山へ行こう!

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送