08.01.13鳥海山中島台(905ピークまで)

【メンバー】伸逸 今野(テレマークスキー)、広造ほか2名(スノーシュー)

【コースタイム】 中島台林道除雪終了地点発08:34 第2発電所分岐08:53 取水口分岐09:14 取水口(合流)10:00~08 獅子ヶ鼻溶岩末端10:20 竜巻跡11:58 905m13:10~35 車着16:30

伸逸さんが若い人を連れて中島台に入る、という広造さんからの書き込みが掲示板にあり、会員にも呼びかけたが、吹雪になった。秋田から参加を希望していた方も天気が悪く「やめる」とのことだった。待ち合わせ場所の鶴泉荘に着いたのは約束の8時を4分過ぎていた。もう誰もいない。伸逸さんの携帯にかけると留守電になっていて、広造さんはまだ、仁賀保に入ったばかりとのことだった。

中島台林道に向かうも、民家が切れて間もなく除雪終了地点の看板があった。積雪は少なく行けそうな気がして、突っ込んだが、いずれ動けなくなりそうで、すぐ引返した。そこからスキーを履いて歩く。間もなく、広造さんがランドクルーザーで現れ「乗ってかない?」という。有難く乗せてもらう。2kmほど行くと第2発電所入口の石碑がある地点に車が3台止まっていた。伸逸さんの車もある。我々もそこに止めた。広造さんはスノーシューだった。履いている途中にまた2台で二人が来た。健康堂薬局の斎藤さんと本荘高校山岳部OBという人だった。どうやら中島台のOB小屋を目指すようだ。3〜4時間はかかるだろう。

中島台林道除雪なし 斎藤さん達の車2台(右)が来た。左は広造さんの車

取水口手前で先行する二人組に追いついたが伸逸さんではなかった。伸逸さんたちとは取水口で合流した。獅子ヶ鼻の溶岩の末端で二人組はツェルトに入った。我々は905ピークを目指す。急な登りの途中で伸逸さんが立ち止まる。GPSの操作かと思ったが、往診依頼の電話だったとのこと。「今日は無理です」と返事したとか。

取水口わきのトラバース地点直前 溶岩末端の急登へ 絶えず先行する広造さん
竜巻の跡 905ピーク直前のヤセ尾根へ、スキーを担ぐ
稲倉岳の岩壁 同、鳥海山頂方向(伸逸さん撮影)

ラッセルは交代でするのが暗黙のルールだが、若い二人はやろうとしない。ほとんど広造さんが一人で頑張る。私は2回試みたが、100m程度でギブアップ。「いつも一人でやっているから」と広造さんは淡々としていた。頭が下がる。

905ピーク手前のテンバで「やめようか」との声もあったが、「もう少しだ」という意見もあり、前へ進む。ヤセ尾根への登りではスキーを担いだりして難儀した。905は鳥海山の展望台としてなかなかいい眺めなのだが、今日は見えない。昼食後スノーシュー組3人が先に下りた。

小雪舞うブナ林(伸逸さん撮影) 905到着バンザーイ(伸逸さん撮影) 同、15秒後の写真??(伸逸さん撮影)

稲倉の絶壁の写真などを撮ったら交換直後の電池なのに「残量なし」の表示が出た。−11度の気温で動かなくなったようだ。雪質はパウダーの下がやや湿っていて、スキーの先端が刺さってしまうとすぐ転倒ということになる。3回、転ぶ。意外と難しい雪だった。長い林道は緩やかな下りで、スキーの方が断然早い。車までは10分ほどの差がついた。仕上げは全員で鶴泉荘300円の風呂となった。久しぶりに充実した日曜日となった。(今野記す)

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