稲倉岳 雪洞訓練 08.02.16〜17     山行粗描へ  山の弟子のブログへ

【メンバー】今野(山スキー) 児玉(山スキー) 森川(スノーシュー)
【コースタイム】 16日 12:40林道除雪終点発 13:15七曲 14:35雪洞地点着 17:30雪洞入居 20:00就寝
           17日 6:20起床・昼食 8:40出発 13:30敗退決定(1200m付近) 14:40七曲下 15:20/35車着/発 はまなす温泉16:10~40

あまり急ぐこともあるまいと思い、集合を11時にかほのダイソーとし、昼食は3人でラーメンにした。
前々日、所用で出かけた東京高田馬場のカモシカスポーツで澤田さんから購入した山スキーに軽量金具TLTを装着したものを履いた。
シュラフや食材をおおざっぱに詰めた80Lのザックに入らないロールマットは外付けとした。けっこう重い。
神社コースとの分岐の下に適当な斜面を見つけ、雪洞地点をそこに決めた。

スキーで雪を踏み固めてから「コ」の字型に穴を掘った。二人で作業ができるから効率がいい。
前回、天井が抜ける経験をしたので、上は余り薄くしないことを心がけた。
若い二人は積極的に掘るが、こちらは体力的な問題があり、あまり戦力にならないことを自覚する。
真ん中の通路を広くする予定だったが、笹が現れて断念した。
広く、高く掘れる場合は中でゴアのテントを張るという技もあるらしい。
気がつけば夕暮れ時だ。結局、せまいトンネルの形になってしまった。しかも地面が傾いたままだ。

作業を中断し、夕食をつくる。
雪洞ではガスボンベの下にベニヤ板を敷くのが基本だ。これがないと、不安定で鍋がひっくり返る心配がある。
キムチ鍋はキムチを炒めるのがポイントだが、背を向けているので見せられないのが残念だ。
当然、おいしいものができた。ビールで乾杯。曲がったトンネルの形のため、森川さんの姿は見えないが。

TLT金具。軽いが、締付け不足?すぐ外れる 七曲入口 雪洞制作途中
さあ穴を掘るか 内部。笹が出たため、狭いトンネル状 翌朝、入口が狭くなった

翌朝、外が明るくなり目が覚めた。6:20起床とは寝坊気味だ。麺ツユが欲しいところだがコチジャンと塩でしのぐ。
密かにサブザックを準備していたが、体力差は歴然としている。児玉さんは重いスキーをものともせずにグングン登る。こちらは軽いスキー(TLTとデナフィットの靴)を購入したばかりで、ときどきはずれてしまう。履き直すのにも手間がかかる。

右上に伸びる白い尾根をつなぐルート 下山、なりゆきで林間をトラバース、ブナの幹に雪が着かない

結局、森林限界を過ぎた1200m付近で吹雪が激しくなり、撤退を決定する。児玉さんは3回ともここで撤退になるとのこと。珍しいことだが、天気がよいときに登ればいいだけのことだ。近場の山で、無理する意味はない。

単独のトレースがあった。下山途中の七曲の入口で転び、起きあがったところへ現れたのは予想通り、本荘山の会の産科医、広造さんだった。「お産の電話があり、すぐ帰る」と言い残して素早く下って行く。山に対する意気込みを感じた。
トシのせいか、かなりの疲労を感じた。このページは02.19の夜にアップ (今野記す)

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