森吉山 連瀬沢 右又(鳥居沢) 08.06.22 

【メンバー】荘司 石川 今野 広造(連瀬沢) ; 戸田 東風 さとし 児玉 森川(桃洞沢〜赤水沢) 
【コースタイム】 7:40コメツガ山荘分岐 7:55~8:10連瀬沢左岸の林道終点 8:30 連瀬沢着180m下までのドロップイン 9:45~56最初の滝 11:52~55 790m分岐・右又(鳥居沢)へ 12:30大滝(高巻) 14:02~15懸垂下降 雲嶺峠分岐 右の尾根へ 16:45稜線へ 16:58森吉神社小屋 17:30一の腰 18:15コメツガ山荘前 

4月下旬の総会で確認した、この日の会山行は焼石岳だった。担当として張り切っていた児玉さんはさとし・森川の計3人で、1週間前の土曜日に下見に出かけた。8:43地震に遭遇し、この山域での山行はしばらくお休みとなった。そこで、地震の影響のない森吉の沢に集結した。沢は初デビューという新人もいて、ナメのきれいな桃洞沢→赤水沢の周回コースに決まり、仙台の東風さんも参戦ということになった。

出発の1時間前に荘司会長から電話があり、「どうせなら連瀬沢にしよう」とのことだった。前の日に石川さんから聞いていたが、会長と連絡が取れず、あわてた。イワナ釣りの準備がない!
ヘルメットも見つからない。桃洞沢をやめて全員で連瀬沢へ行こうというのが会長のねらいだったが、現地でテント泊の東風さんと連絡が取れないので、連瀬沢は4人だけにして、5人は予定通り桃洞沢とした。

連瀬沢への降り口が分からない。林道終点から連瀬沢への急斜面を降りる。どんどん降りた。標高差は180mほどになった。登り返すのはとても無理という高さだ。降りたところの太い針葉樹にワイヤーが巻き付けられて痛々しかった。スキー場開発時に切り倒したブナを斜面に放り投げてケーブルで運んだ名残だろうか。スキー人気のはかなさを思うと、きられた木が哀れでもある。

入渓地点は記憶による
大石をのっこす広造さん 最初の滝はラクラク登る
790m二又の左、不帰(かえらず)沢 二又の右、鳥居沢
お助けヒモで 20mのハング大滝を背景に
会長、ザイルなしでどうやって登った?大滝の高巻途中 大滝の高巻の下降、右は捨て縄(ロープが擦れないよう注意)
チムニーの登りを見せる会長 広造さんのチムニーの登りフィニッシュ(ふんばった左足を戻す)

未知の沢というものはワクワクするものだ。次に何が出てくるのだろうという期待や初見の滝をどう登ろうかと考えるのがいい。高巻しないで直登できれば気分がいい。
連瀬沢右又(鳥居沢)の一番の難所は20mのハング滝の高巻だ。入渓直前に鷹巣山岳会の伊東さんに電話して「大滝の高巻では登りすぎないよう」との注意を受けた。
右岸(左側)のルンゼ状の部分を登ると、とても越えられないカベが現れた。でも先頭を行く会長はすでに登っている。彼我の力の差を見せつけられた。石川さんも手こずっているが、ザイルを下ろしてもらい突破した。続いて広造さんもクリアしたが、ラストの私がブレーキとなってしまった。腕がパンパンになるほど難儀してやっと越えた。登り過ぎないよう気をつけたつもりだったが、やっぱりダメで、15mの懸垂下降となった。直前にブレーキとなってしまったこともあり、ザックから5mm×3mの細引きを出して捨て縄とした。

大滝の上も小滝の連続 やっと稜線が見えた。
お花畑に出た 森吉神社のシンボル

雲嶺峠(うんれいとうげ)に至るルンゼは分かったが、沢を詰めていく方が楽しそうなので、どんどん沢を登る。稜線が見えてから右の涸れ沢経由であまりヤブこぎなしに稜線に出た。そこはお花畑になっていて、沢のフィナーレとしては最高の形だ。森吉神社、一の腰と登り、やっと携帯がつながって下のテレマーク山荘(昨年のわか杉国体で秋田県選手団の合宿場所)にコメツガ山荘までの迎えを頼む。ついでに晩飯もお願いした。本荘着21:20ヤレヤレ。(今野記す)

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