ツブレ沢・三滝沢(高松岳〜虎毛山の縦走路の尾根へ)からカンジャ(カニ沢)下山 08.09.21   やまおやぢのほっつき歩記へ

【メンバー】敏 広造 今野

【コースタイム】(記憶で)7:20ツブレ沢の林道 8:00ワルイ沢出合 8:50〜9:15三滝沢出合(ナメ滝) 13:00稜線 14:00ガンジャ口(くち) 15:10カニ沢駐車場

広造さんのお誘いに横手の敏さんと参加した。4:00由利本荘市役所は雷と土砂降りで駐車場は川のようになっていた。車の窓も開けられず、岩手の大荒沢岳〜高下岳を目指す牧之内さん、伸逸さんと挨拶している余裕もない。秋の宮の湯ノ又温泉の上下に車を置くので本荘から2台で出発し、13号線から秋の宮に入る地点で敏さんと合流した。「ガニ沢」と表示がある地点に広造さんの車をとめ、プリウスで下のツブレ沢入渓地点付近にとめた。2.4km程度だったので1台で歩いてもよかったかな。

雨が降り続く中、先頭で歩き始めいきなり道を見失う。ヤブ気味のところを進むと、50mほどで元に戻ってしまった。付近をよくみると手前に入渓の道とピンクテープがある。広く刈り払われた道を15分程度行くと急斜面を河原へ降りた。ワルイ沢出合は思ったより近い。2時間と考えていた三滝沢出合には20分ほど早く着いた。高巻はここまで2度ほどある。
さて、いきなりのナメ滝だ。どちらからも高巻できそうだが、河原に戻るところが不安だ。直登はちょっと厳しいと思ったが、敏さんが長身を武器に、左側のブッシュを掴みながら登っていく。一度足が滑ったが、笹に掴まっていたのでセーフ。そのままなんとかクリアしてくれた。後の二人は固定ロープに掴まりながら(沢用語では「ゴボウで」と表現する)登った。敏さんに感謝。

ツブレ沢で高巻いた2段滝(敏さん撮影) ツブレ沢の滝その2(敏さん撮影)
三滝沢出合のナメ滝15m、敏さんが突破 ロープを垂らしてもらう。(敏さん撮影)
亀甲模様が見える 刷毛で描いたような曲線
本流脇のスラブに登ってみた広造さん・敏さん ガンジャ口(ぐち)から赤湯又沢(東側)の湯気を見る

その上はナメが続き、虎毛沢に見られるような亀甲模様や刷毛で描いたような赤紫の曲線のあるナメを楽しんだ。秋の恵みのモタツ(秋田県では沢モタシともいう)もあり、なかなか進めない。天気がよければより楽しい沢となることだろう。直登できるかギリギリの傾斜の小滝が次々に現れ、フリクションの限界を探りながら、ときには笹に掴まり、次々に現れる課題をクリアしていくのは沢登りの楽しみでもある。だんだん沢が狭まり、二又になった地点になると読図を繰り返した。地図に現れない枝沢が何度かあり、稜線直前のヤブ漕ぎではまたしてもモタツに目がくらんで、遅れてしまった。多少稜線からずれていた。高松岳〜虎毛山の縦走路もだんだんヤブ化してきて、普通のヤブ漕ぎより少し楽という程度の部分もかなりある。
昨年の10月は下山で大収穫だったが、今回は全く空振りだった。

秋の宮の温泉プールにあるスパッチェという風呂に入る。450円。その後は温泉病院隣のいずみ食堂でラーメンを食べる。350円という値段は驚きだ。広造さんはタンメンで450円、これもうまかったのを思い出した。 (今野記す)                              

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