祓川からの康新道 09.08.16 by広造さん  山行粗描へ

【メンバー】石川 広造 牧之内 児玉 茜 多賀谷 尾留川 渡会 (やす子さん)
【装備】 20mザイル2本、ソウスリング数本

遊歩道の屈曲点からオリジナル康新道に入る、入山点は藪がかって不明瞭。
カラ滝右岸(注)の尾根に取り付く。(注)右岸は水の流れから見て右側、下から見たら左側
昨年矢島山岳会の方々が刈り払いして下さったので、
前回より分かりやすくなっていたが、それでも既に幾分薮化してきた。
しかしところどころにピンクテープがあり、助かる。感謝。

湿原、白雪川上部のミニ沢遡行を経て烏型雪渓に入り、結構急な雪渓を登る。
つめの岩場帯は昨年同様に草つきルンゼを直登するかオリジナルコース通り右に巻くか迷ったが、
右に巻くコースを選択する。
ここで山岳レスキュー講習も兼ねて女性陣にはソウスリングで作った簡易ハーネス(注)を装着していただき、
児玉君トップでルート工作、20mザイル2本を連結して、往復ピストン登法で安全に通過していただく。
(言葉ではイメージしにくいか?)。(注)ソウスリングは幅1cmほどの縫い合わせたテープ状の輪。ハーネスは安全ベルト

その後も刈払い済みの尾根登行を期待したが、刈払いは烏型雪渓までだったので、
一同、強烈な鳥海エアロ藪漕ぎ(注)の洗礼を受ける。(注)灌木が密生していて、足が地面に着かない空中ヤブ漕ぎ。やまおやぢさんの造語か?
へろへろになりつつも藪漕ぎを楽しみながら?
11:30、康新道上部ケルン付近に抜ける。
何と石川さんからスイカと牧之内さんからラーメンの提供を受け、大休止する。両名に感謝。
ここで所用のある一人は下山、牧之内さんと女性2名は鳥海フスマの咲く、外輪取っ付きまでで下山、
石川、児玉、多賀谷、広造、茜の5名で七高山を目指す。
13時半頃、七高山山頂へ到着。
16時半頃、旧道経由で祓川へ下山。鳥海荘の温泉に入ったのち解散となる。

茜さんは矢島口は初めて、新入会員の女性2名は鳥海山そのものも初めてとのことだったが、みんな楽しく
オリジナル康新道に挑戦し頑張りました。

がんばったといえば児玉さん、実は当日、2:46発で影鳥海を見に1時間35分で1回登頂していた。
今日1日で鳥海山2往復(内1回はオリジナル康新道)とは!超人的体力に脱帽。
佐藤広造記す。(一部、管理人が校正。下の画像の時刻は広造さんのカメラの時刻)

07:14 祓川ヒュッテ前、山頂上空の点はトンボ 07:42 カラ滝へ。草原を行く 07:45 カラ滝
07:51 ヤブを避けて岩をよじ登る 08:27 地塘に出た 08:50 沢を登る
09:00 児玉さん草付きを登る 09:21 カラス型雪渓に出た 09:58 烏型雪渓の上部へ
10:26 牧之内さん、草付きの秘密兵器を披露 10:39 カラス型雪渓の上、ロープを出す 11:30 難所突破。ニッコリ休憩、石川さんスイカ提供
13:25外輪山の東端で 13:40 七高山 16:36 無事下山、祓川ヒュッテ前

危険:このコースは途中から道が消え、ヤブ漕ぎの後、ゴーロの沢をよじ登り、ロープが必要な急な草付きや岩場を越える危険なコースです。
昨年、一部のルートを矢島山岳会が刈り払いしてくれましたが、一般的なコースではありません。でも、旧矢島町のHPではルート図を載せていました。
ここでルートを公開してもいいか悩ましいところです。(管理人、今野)

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