鳥海山矢島口 鴬川沢登り→猿倉ルート下山 09.09.06(日)

【メンバー】荘司 石川 祐子 茜

新人に沢登りを体験させようということで、急遽計画する。このコースは05(平成17)年11月3日、山童祭(本荘山の会行事)の翌日に7人で遡行している。薄氷の張った沢の中に私はドボンと落ちた経験がある。矢島ルートの祓川神社跡から左に曲がって入渓し赤滝から遡行を開始するのがノーマルであるが、今回は赤滝と下部のゴーロ帯をはぶき岩ヒゲの滝へ直接入っていくコースを選んだ。大高巻は岩ヒゲの滝のみで他は30くらいの大小の滝のほとんどをダイレクトに登る。

祓川で高体連登山部中央支部の10人ほどのグループと出会う。本会の利正さん、南高の荻原氏、本高の柘植・康一顧問もいた。丸森ルートの偵察に来たのだという。

07:33祓川 08:19岩ヒゲの滝20m
08:47滝の上のゴルジュ始まる 08:49苔に覆われた岩
08:52木を利用してヘズル 08:53新人の茜さん
09:06奥へ小滝が連続する 09:10滑り落ちないように慎重に
09:13階段のような小滝もある 09:18岩を削り樋のような岩から流れ落ちる
09:26樋が続く 09:32深い釜は落ちたら大変
09:35釜の側壁を登る 09:35溶岩の後がクッキリ
10:14腰まで漬かる 10:18斜めに深く入れ込む淵
10:29微妙なバランスで乗り切る 10:31淵・釜が連続する
10:37七ツ釜下部 10:47ゴーロを登る
11:01七ツ釜に入渓 11:04 15mの滑滝、右岸を攀る
11:11七ツ釜が現れる。実際は十数個ある 11:14幻の滝
11:24 15mの滝を登るのを見物 11:52この側壁は厳しい
12:03難所を抜け、ゴーロに 12:08苦労し楽しんだ後の昼食
12:46猿倉ルートへ入る 13:04御田ヶ原湿原のシラネニンジン
13:11タケシマランの赤い実 14:17オニシオガマ

コースタイム
6:00由利本荘市役所 6:30コープ矢島(合流)07:15/07:30祓川
07:50 矢島ルートから左へトラバースし岩ヒゲの滝へ
08:20 岩ヒゲの滝、水量が少なく岩壁が露出、高巻く
08:45 高巻いて滝の上のゴルジュ帯に抜ける。小さな滝・釜・スラブ・淵・樋・滑・草付きとすべての渓流の要素が凝縮されている。
10:40 八合目七ツ釜着
11:14 七ツ釜上流、幻の滝
11:30 最後に出てきた最難関の滝、左岸を登る(右壁は楽)
12:00 大雪路(おおゆきじろ)の中間、お花畑に出て終了
12:46 七ツ釜避難小屋手前から猿倉コースを下る
14:35 二六(にろく)小屋駐車場 15:15鳥海荘温泉で入浴

最後に
鴬川は古来日本でも有数の大爆発を繰り返してきた鳥海山の溶岩台地に出来た美しい渓谷である。長い長い年月をかけて水の流れが溶岩を削り取り、磨き、規模は小さいが他では見られないような絶品の渓谷を造り上げた。高巻を少なくし、滝をダイレクトに登れば大いに楽しめる沢である。

まとめ
★コケの張り付いた岩も多くあり、スリップには注意。
★祓川からノーマルで3〜4時間ぐらい。
★水量が少なく滝に水がないのは少し物足りない。7〜8月が一番見頃と思われる。
★鮎足袋(アユタビ)は有効。
★新人の茜さんは沢登りのテクニックをほぼマスターした。体力もあり、一番は怖がらず滝に挑戦する勇気があること。

(荘司記す)

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