09.01.17~18鳥海山矢島口 厳冬期?意外な重雪・膝ラッセル    山行粗描「1.17-18鳥海山」へ 松本さんの「舎利坂下部」へ

【メンバー】松本(リーダー)、児玉(ラッセル担当?)、今野、18日祐子(日帰りで合流)
【コースタイム】
17日 7:35〜8:00登山届け提出・本荘出発、9:35〜45スキー場リフト乗降、9:45〜55シール装着・発、11:30駒の王子、14:40猿倉分岐、15:20〜16:00祓川
18日 6:45祓川発、8:00〜9:20七ツ釜避難小屋、10:40〜45氷の薬師で撤退、11:40〜13:10祓川ヒュッテにて昼食・後片づけ、13:20祓川発、15:00?駒の王子、15:40〜16:15金が沢分岐、16:00〜50矢島スキー場

17日 前日から本荘でもかなり雪が降った。松本さんのハリアーで矢島スキー場を目指す。途中で致命的な忘れ物(雨具)に気づき、引き返してもらう。15分のロス、ゴメン。天気は上々のはずだったが、善神沼の前から雪と風になった。積雪はたっぷりで、膝ラッセルとなった。写真を撮るからトップへと言われて先頭を歩いてみたが、スキーが雪の中に沈む。一歩ずつスキーの先端を持ち上げなければならず、カミシモで歩く「松の廊下」状態になる。15m程度で降参。全行程の98%ほどをカバーしてくれた児玉さんなくしては今回の山行は不可能だった。彼の実力とその努力に感謝する。さらに児玉さんは先頭で祓川ヒュッテに着き、炊事用の雪を集めてくれた。小屋の畳を敷き、灯油ストーブも点けてくれた。感謝。

スキー場発 駒の王子の杉
中島台林道 ヘアピンカーブの膝ラッセル(レンズが濡れている)
たっぷりの雪、猿倉分岐 小屋のデポ品18L(一斗缶)

18日 夜明け前、窓には星が見えた。外に出ると黎明に山頂が赤くなっていた。いい写真が撮れるはずなのだが、夜、自宅のパソコンで見ると、暗いせいか手ブレばかりだ。
スキーやストックの調整に手間取り、出発から10分弱遅れた。二人はもう竜が原を過ぎて登っている。途中、待ってくれたりもしたが、ピストンのコースでもあり、気楽に自分のペースで登る。

だんだん風が強くなり、ブリザード状態になる。いつもは西風だが今日は南風で向かい風だ。これでは登頂は無理だなと思い、夏道コースをとる。氷の薬師の沢筋で松本さんが下りてくるのに会う。舎利でシールが剥がれたのであきらめたとのことだった。児玉さんは山頂まで行ったらしい。彼に連絡すべく、携帯電話のスイッチを入れて操作しているところに彼が現れた。携帯は車の中に置いてきたとのことだった。シールをはずして快調にスキーを滑らすはずだったが、どうも雪が重い。2度目のターンでスキーの先端を引っかけていきなり転倒する。以後は慎重に下るが、どうも調子が出ない。コース取りを間違えて6合目付近では登り返すハメになった。大幅に時間をロスして小屋に着く。

松本さんからラーメンを頂く。しばらくして、女性の声がして驚く。誰だろうと思ったら祐子さんだった。8時にスキー場を出発したとのことだったから4時間ちょっとで着いたことになる。いかに荷物が少ないとはいえ、驚くべき体力だ。帰りはまたしても遅れに遅れ、スキー場に着くと児玉さんは2千円の2時間券を購入したとかで「5回は乗らないと元が取れないから」とさらに2回リフトに乗っている。松本さんと顔を合わせ「金をくれると言われてももうスキーをやる元気はないよなー」といいながら、彼の超人的な体力には脱帽のほかない。 (今野記す)

左下、竜が原を過ぎて登りにかかる二人 山頂に下弦の月
先頭が赤川の左岸に見える シュカブラと山頂 その1
シュカブラと山頂 その2 舌のように伸びたシュカブラ(中心は窪んでいる)
窪んだシュカブラだが、ふくらんで見えるかも 右、太い枝が折れたダケカンバ
七ツ釜避難小屋(スコップは入口右上のフックに収納、雪で隠れるか) 振り返ると晴れていた山頂


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