鳥海山三俣(みつのまた)コース 09.02.08      山行粗描へ やまおやぢのほっつき歩記へ 山の弟子のブログへ 

【メンバー】伸逸(リーダー),広造(サブリーダー),敏、児玉,森川,今野の6人
【タイム】 8:00スキー場発 9:40鈴木小屋 10:30 4人下山(風雪) 11:20〜12:50鈴木小屋(昼食・休憩)樹林帯13:50(今野14:00〜14:30) 駐車場14:10(今野15:00)

ちょうど10年前の2月、東北高体連登山部の講習会がここで行われた。山形県が当番で、標識係の人は腰にぶら下げ、筒状にした容器の底をペットボトルで作り、長いルート旗を入れていた姿を思い出す。佐々木小次郎のように長い標識を肩越しに抜いた。宿は「あぽん西浜」だった。

6時に由利本荘市役所集合。秋田から森川さん、横手から敏さんも参加。車2台、6人で出かけた。前夜貼り付けていたシールが車の中で剥がれていた。2シーズン目にしてすでに粘着力が弱くなっている。ぎゅっと押しつけて、だましだまし歩く。「鈴木小屋まで2時間」とリーダーが宣言して出発したが、1h40mで到着した。途中のブッシュがだいぶ伸びていた。鈴木小屋周辺は絶好のゲレンデとなっている。樹林帯を抜けると風が強い。ガリガリのアイスバーンと新雪のミックスで視界も悪く、このまま上に行ってもスキーも楽しくないだろうと考え、引き返すことにした。伸逸さんと児玉さんはさらに登って、稜線の鞍部を目指す。我々4人は小屋に入り休憩する。2階の窓まで雪が届かず入るのに苦労したので、二人が戻るまで入口に雪を積む作業を敏さんと二人で行う。屋根に手頃な雪があり、それを落として足場の階段を作った。樹林帯上部ですれ違った地元の4人組も小屋に戻ってきた。いろいろデポしているようで、鍋や食材を小屋の2階のあちこちから取り出して1階に下りていった。

「せっかくだからもう一回、林の中を滑ろう」と伸逸さんが呼びかけるとみんな外に出て、私だけが残ってしまった。仕方なく、雪まみれになった2階をホーキで掃く。そこへ現れた男性が、「私たちがやりますから」とホーキを制したので「それでは」と後を頼んで、スキーにシールを貼り付けた。外には輪カンの高校生が4人。聞けば庄内農業とのこと。山岳部は羨ましい。糊が利かないシールは片方しか貼れなくて片足シールとなった。ジグザグに登るが、あまりにも疲れるので、再度シールを貼ったら何とか貼れた。そのまま樹林帯まで行くとシールがまたも剥がれて、あきらめた。でも、戻ってくるはずの5人が見えない。30分近く待っていると携帯が鳴った。「下の駐車場にいる」とのこと、慌てて滑り降りた。樹林帯を滑ったため、お互いの姿を見なかったようだ。

レストハウスのコーヒーは150円、なかなかの味で驚異的な値段だ。農産物もある。80円という赤カブ大根(赤い大根)を1本買う。漬け物のレシピも頂く。帰りに「あぽん西浜」350円の風呂に入り、17:30自宅着。運転の児玉さんに感謝。日本TVの「笑点」に間に合った。

スキー場開発を物語る伐採跡 ラッセルとそれに続く様子(児玉さん撮影)
鈴木小屋を左に見て通過 森林限界の風雪で下山の途中(敏さん撮影)
雪まみれの小屋、ホーキを手にする スキー場直下の道路は広い水路(融雪のためだろう)

林間の滑りはスピードのコントロールが難しいのだが、適度な湿り気があるパウダーでスピードコントロールもラクだった。くねくね曲がる感覚は楽しい。

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