北日本海外登山研究会「2009年K2登山隊」の隊員として6〜8月の3ヶ月間の予定でK2に挑むお二人の壮行会に荘司会長と二人で参加した。
秋田県山岳連盟佐々木会長の自宅近くの神田公民館がその会場であったが、2500円という信じられない会費だった。
鳥海山岳会の三浦さんが提供してくれたナルコユリのおひたしを初めて食べた。「初めてだ」という年配の方が多かった。若芽の茎を食べるそうだ。少し甘みを加えたアスパラのような感じで、ややヌメリがあった。また、三浦さんが退職祝いにもらったという、由利正宗の「大吟醸
雪の茅舎」もご馳走になった。送り主はアコンカグアでサポートした鈴木さんとのこと。
児玉さんは県内一の酒造会社にお勤めで、その原酒をご馳走になった。彼から聞いた話では、昨年6月14日、焼石岳の岩場を登る直前に地震になって、畳大の岩がガラガラ落ちてくるのを必死で避けた。死ぬかと思った。車の回収は1ヶ月半後だった、とのこと。
県内でエベレストに登った人は児玉さんだけですか?と聞くと「もう一人いる。田中さんだ」とのこと、田中さんはチョ・オユーにも登られたとのことであった。
四角岳で採ってきた3kgほどの根曲竹が好評だった。
14人のこぢんまりとした壮行会 | 「ベースキャンプで毎日K2を見ていた」荘司会長=県山岳連盟副会長 |
柔らかくてうまいみそ汁 | 児玉さんのポリタン入り原酒アルコール22%(普通の酒は15%) |
佐々木会長の従兄弟の子が勤めているという寿司屋からの寿司も大量にテーブルに並び、2500円の会費とは思えないご馳走にみんな大満足だった。
森吉山岳会の藤本さんのメッセージにあったように、「登ることより、無事に帰って土産話を聞かせてくれることが一番大切だ」と私も思う。(今野記す)
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