冬山講習会in鳥海山中島台 10.02.05〜07

【メンバー】荘司 今野 中村(本荘高校OB会長) 荻原 ほか顧問15名ほど、山岳部員(1,2年生)50名ほど
【コースタイム】08:20中島台林道除雪終了点(安倍酒店前の十字路から600mほど) 10:00〜30中島台レクリェーションの森 12:00

秋田県の高体連登山部では県北・中央・県南の3つのブロックに分けて冬山講習会を輪番で行っている。
顧問だけの講習会と生徒を交えたものとを交互に行っているので、3つの地区と2種類の講習会が6年で完結する。

生徒にとっては1年生か2年生の冬に、一度だけ全県の冬山講習会があることになる。
これでは機会が少な過ぎるということで、県北では地区独自に毎年生徒対象の冬山講習会を行っている。

今年は中央地区担当で生徒も含めたものとなり、象潟町横岡に集結した。
コースは中島台の本荘高校山岳部OB小屋をメインとするものとなった。
コース設定などは地区の専門委員長の荻原さんだ。

50名の生徒は迫力がある。
このところ、部員の減少が各校の悩みだったのでなんだかホッとする気分だが、
実は大曲・角館・横手などの県南勢がほとんどである。
中央地区は秋田高校の数人だけ。状況は決してよくない。

荘司会長は元全県の専門委員長でもあり、本荘高校山岳部OB会員でもある。
初日の講習会でスライドを交えた講話も担当した。

鳥海山の県境の不自然な形を取り上げたようだ。
分水嶺を無視して秋田県側に食い込んだ不自然な形は
江戸時代、矢島藩と酒田の藩との争いの結果だ。
禄高がまるで違う。経済力にものをいわせ根回しがあったようだ。
この争いに負けた矢島の記録では、
交渉担当だった若い家老が敵地にて、抗議の切腹をしたとのこと。

【6日】
生徒たちは横岡の分教場跡地に張ったテントを撤収して、
中島台林道の除雪終了地点(横岡第1発電所の遙か手前)から歩き始めた。
車のトラブルがあったとか(後で分かった)。なかなか生徒の集団が来ない。
レクリエーションの森駐車場でしばらく待つ。生徒の集団は50人ほどだ。

石禿川を越えたところで昼食となった。
本荘高校OB会長の中村さんから急かされて、OB小屋に本隊より早く着き、小屋のストーブを焚くつもりだったが、
本隊は尾根を東に上がり、近道をしていたため、我々より小屋に早く着いていた。
まっいいか。
生徒はテントを張り、ブロックを周りにめぐらしたりした。我々は小屋で薪ストーブを焚く。

【7日】朝、講習会の一環として、斜面に雪洞を掘ったり、イグルーを作ったりした。

斜面で雪洞を作る。手前はイグルー班 雪洞班
本荘高校山岳部OB会小屋(元は営林署の小屋、竜巻後に再建) イグルーの出入り口を掘る
イグルー完成、でも車道の真上で「中島台林道」の標識の直下 イグルーとOB会小屋
荘司会長による雪洞製作のポイントのまとめ 出発直前、道路標識とOB会小屋

荘司会長の指導のもと、何とかイグルーが出来たが、前日のブロックがあればこそという感じだった。
その後、雪洞製作の講評があり、会場を横岡公民館に移し、冬山講習会のまとめと、閉会式を行った。
仁賀保高校の校長がお見えになり、閉会の挨拶をしてくれた。(今野記す 10.02.20未明)

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