越後(魚沼)駒ヶ岳 白沢直登ルート 10.05.05

【メンバー】荘司 今野
【コースタイム】07:00石抱橋発 07:46北の又川と白沢出合 08:26白沢 雪渓を渡る 09:00滝出現 11:20稜線直下1400m 11:50百草ノ池(稜線) 12:34/45 1763峰に荷物デポ
 12:58駒の小屋 13:19/40駒山頂 14:15滝の高巻 15:48北の又川出合 16:40石抱橋(車)着

荘司会長はこれまで3度、越後駒ヶ岳に登ろうとして果たせなかった。コース設定自体が長い上、天候に恵まれなかったためだ。連休後半の4〜6日が休みとなったので新潟県辺りに出かけてみたいと思っていた私と狙いが合う。現地を早朝に発って、日帰りを考えていたが、前日には現地入りするとなると本荘出発は前日の午後か。テント泊ならいいが、宿に泊まれば本荘は朝出発となる。「じゃらん」と「楽天」で銀山平の宿を探すも、1万2千円はテントの代わりにしては高い。結局、一人9600円ほどの「ホテルゆのたに荘」(トンネル手前)とした。道路は込んではいたが、渋滞はなかった。朝食代わりにおにぎりを頼む。碁盤630円を借りて2局で21時、就寝。

前日、宿付近からの越後駒、桜が盛り 前日、辛夷と越後駒

5日5時起床。部屋でおにぎりを食べ、5:40出発。シルバーラインのゲートは6時からと思っていたが、すんなり入れた。銀山平の民宿にルートを聞くと、石抱橋からとのこと。車は4台あった。出発準備が遅れて、会長を待たしてしまう。しばらくは除雪されてアスファルトが剥き出しの道路を歩く。やがて道路から離れ川沿いに進む。徒渉地点があると予想していたので、スキーはザックに縛ったままでツボ足で進む。でも、骨投沢(こつなぎさわ)・柳沢ともしっかりと橋が架かっていて徒渉はなかった。

季節限定の白沢ルート。うっかり踏み込んだら 危険

先行者の足跡に続き、スキーのトレースもある。安心したのか会長はどんどん進む。ネットで調べたところでは道行山の登りは2つ目の尾根がいいとのことで気にしていたのだが、スキーの真新しいトレースは心強い。やがて白沢の雪渓を渡ったところでスキーを履く。
「滝があるぞ」と会長は高巻を開始した。核心部分ではとてもスキーを履いたままでは通過できず、ツボ足で越える。谷が深く、左右のデブリが不気味である。50mほど離れて歩くことにした。新しいデブリもある。

5日7:00車発 中岳をバックに 中岳アップ
北の又川と白沢出合から荒沢岳を望む 雪渓を渡り白沢を越える 滝が出現
滝を巻く 所々にデブリ 安全地帯で休憩、上部には新しいデブリ

10:57上からテレマークで降りてくる方がいた。ありがたいトレースの主である。聞けば長岡市内の小出さんとのこと。会長が文登研の講師をしていた縁で長岡の知りあいの名を口にしようとしたが、ど忘れしたようだ。相手から2,3人の名前を挙げてもらったが該当者なし。トレースの礼を言う。シルバーラインは時間規制なしとのことだった。それならもっと早く出発すべきだった。

彼はまだ早いので道行山に登り返してもう1本滑るとのこと。出発が我々より45分早く、山頂着の時間は2時間程度早い。脱帽。稜線には4人のスキーヤーがいたが、小倉山方面のノーマルルートに向かっていた。
稜線に出る直前、クレバスに出てしまい、巻くのも面倒なので、細いブリッジ状の雪を渡ったら、崩れて1.6mほど落ちてしまった。急がば回れの教訓の通りとなった。反省。稜線にはルート旗が設置されていた。

トレースの恩人(小出さん)を見送る 細いブリッジが崩れ、クレバスにて ルート旗が設置されている稜線から荒沢岳を望む
駒の小屋(50人収容とのこと) 小屋の前の水 会長が小屋から出てきた
荒沢をバックに会長 山頂目前 山頂にて
山頂から八海山を望む 急斜面の下り、クレバスを避けながら 真新しいデブリ

小屋は無人で、パイプから冷たい水が流れていた。山頂からの展望もよく、昭文社の地図とにらめっこして展望を楽しんだ。八海山、中岳、荒沢岳は迫力がある。枝折峠に続く林道には雪が着いて、よく見える。それに繋がる小倉山・道行山も分かりやすい。山頂の気温はGPSで14℃。下着1枚・素手でストックを持っていても寒さを感じない。風も弱く理想的な天気だ。下山後、17:30ゆのたに荘に戻り、風呂をお願いした。パイプの工事で休業とのことだったが、入れてくれた。湯を抜くまで30分の余裕がある。貸し切りで800円。
車のメーターは718kmだった。

銀山平と中岳 中岳の右に微かに駒ヶ岳 石抱橋を見下ろす

なお、このコースは雪崩・滑落・雪渓の踏み抜きなど危険が一杯です。くれぐれも安易に入り込まないようにお願いします。 

以下の4枚は会長撮影

右は1400mの尾根 右は駒の小屋。この後、クレバスはかわした
雪は腐れて急斜面でもスイスイ(スパッツ代わりに赤い雨具着用) 北の又川と荒沢岳

SAでラーメンを食べるとき、会長から額に白い筋があるといわれた。日焼け対策を怠ったため、シワの間が焼け残ったものだ。明日の仕事では困るな〜。
高速の混雑もほとんどなく、順調に進み、日付が変わらないうちに自宅着。(今野記す)

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