【メンバー】荘司 今野 石川
本日は「桑ノ木台湿原」に団体をお迎えだ。自然保護指導員の腕章とネームプレートをセットして、バスの到着を待った。
由利本荘市観光課の伊豆さんが仙台まで営業に出かけたと、花立でバスを待つ間にご本人から伺った。一行41名?3班に分けられた私の担当は13人だった。
以前、テレビなどでこの湿原が知られるようになるとカメラマンが殺到し、湿原を踏み荒らしたことがあった。
2年間林道を閉鎖して、巡視員制度を設け、我々もそれに加わり腕章やネームプレートをぶら下げ、湿原に入り込む人がいないか巡視することになった。
本荘山の会では10人ほどがその業務に係わった。
その間に木道を整備していたが、まだ終わっていなかった。一周するはずの木道がつながらず、途中で切れたままで約束の2年間の封鎖が終わった。
冬の会議で、地元の竹の子取りの閉鎖支持がある、駐車場・トイレの設置場所がない、ということで林道の開放はしないことになった。
よって、ゲートが閉められたままの一般開放となった。という訳でお迎えしたのは仙台からの日帰りご一行様だ。
男性は3人ほど、他は女性だ。私が担当した13人は女性ばかりだった。
前日に下見に行ったが、「瓜肌楓(ウリハダカエデ)」の下がった花と大きな葉っぱ、林道入口近くの黄色い花「三葉土栗(みつばつちぐり)」が印象的だった。帰りに笹の林にもぐり、この時期のお土産を採る。
当日は曇り空で、鳥海山は望めなかったが、雨にも降られず、まあまあの案内が出来たと思う。
「一般公開前の湿原、特別ツアー」という勧誘の文句だったそうだが、よくこんなに集まったものだ。
旧営林署小屋前の看板は駐車「敷」? | 三葉土栗(ミツバツチグリ) |
林道終点の案内図と注意 | 林間の木道 |
木道 | 地塘 |
三檞(ミツガシワ) | 山頂とワタスゲ(この後すぐガスに包まれる) |
瓜肌楓(ウリハダカエデ)の花 | 瓜肌楓の葉 |
以下の2枚は12日の本番のもの
瓜肌楓の幹はウリそっくり | 当日参加されたウドを持つ女性達、帰り道 |
そのご一行様をお送りして16時近く、3人でこのまま帰る気はしない。狙いはタケノコ。ちょっと下ってみたが思わしくはない。
少し上を目指そうと移動したとき、「モリアオガエルの卵だ」という会長の声に車を止めた。
バックしてみると白い固まりが2コある。カメラを向けると続いて「手前にもあるよ」とのこと、振り返ってみると排卵中だった。
2組4匹が頑張っている。手前の枝が邪魔で、どかそうとしたが、卵を支える枝だった。
長靴を履いた会長にカメラを託し、手前の葉っぱを抑えながらフラッシュ有りと無しで撮ってもらう。
モリアオガエルの卵は山形遊佐町でのハッチョウトンボの観察会で見たことはあったが、産卵中のものは初めてだ。同行した会長の視力に感謝する。
勿論場所は秘密。
産卵(交尾)中のモリアオガエル | 2組のつがい(もっと右のアングルから、目玉が右にも2つ) |
11.06.14管理人今野記す
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