飯豊山(足の松尾根〜大日杉)11.07.16〜18    山行粗描へ

【メンバー】今野 (渡辺) 那須/児玉(大日杉〜大日岳ピストン〜梅花皮小屋合流)

【コースタイム】16日 6:25足の松尾根登山口 9:45/10:10 1095mの水場 12:54大石山 14:30頼母木小屋 14:57頼母木山 15:43地神北峰 17:25門内岳 19:20梅花皮小屋

児玉さんが大石ダムから入山するつもりでいたところ、渡辺さん久さんの計画を知り、彼らと何とかつながるようにコースを設定し直した。大日杉から梅花皮小屋まで一人で入り、梅花皮小屋で合流するというものだ。梶川尾根より丸森尾根の方が稜線の縦走が長い。それよりもっと長いのは足の松尾根だ。少し遠くなるが、何とかなるだろう。出発前に久さんが奥さんの親の都合で参加できなくなった。

下山後の風呂セット3人分を児玉さんの車に託し、那須さんの車で奥胎内ヒュッテを目指す。夕食は道の駅あさひで、ホッケ定食900円。21:20に着き、テントでしばし宴会。暑く、蚊が多い。那須さんは自分の車に寝る。私は自分のテントに寝る。暑さのため、渡辺さんはシュラフカバーと防虫ネットで外に寝る。やけに耳元で蚊がうるさい。ヘッドランプを点けてみると、10匹ぐらいの数だ。見つけ次第、拍手の要領で潰す。全部やっつけてやっと寝る。

16日3:40トイレのために外に出る。戻るとまたテントの中には蚊がいる。隣で寝ている渡辺さんには申し訳ないが、パチンパチンと拍手だ。二度寝して、4:20起床。オニギリ程度の軽い朝食を済ませ、5:50発のタクシーに乗ろうと乗り場に向かうが、先客が5:45に出発した。結局6:10発の第2陣で登山口まで移動する。一人三百円。途中自転車の人を追い越したが、登山口でモタモタしていて、後から着いた自転車の人からも遅れてしまった。
6:25足の松尾根登山口発。猛烈な暑さで、ペースが上がらない。先行していた渡辺さんが遅れだした。待っていてもなかなか姿を現さない。心配になって、降りてみると「めまいがするので、諦めて降りる」とのことだ。このコースは渡辺さんの計画に合わせたものだったからなおさら残念だ。しばらく足止めの状態だったからますますペースが上がらない。水もだいぶ減り、1095mの水場では水汲みに出かける。往復15分とのことだったが、帰りに道を見失う。「那須さ〜ん」と呼んだら応答があり、やっと方向が分かった。

足の松尾根登山口 キズは熊の仕業だろう 大石山では那須さんがラーメンを食べていた
中央が鉾立峰、右の丸くて真ん中が尖った山がエブリ(木偏に八)差山
おなじみのヒメサユリ ヒメサユリのドライフラワー
飯豊竜胆(イイデリンドウ),利尻竜胆とそっくり ヒナウスユキソウ(ミヤマウスユキソウ)

17日【コースタイム】 06:35梅花皮小屋発 07:55与四太郎の池(梅花皮岳・烏帽子岳の鞍部) 11:30/50御西小屋 13:47/14:00飯豊本山 14:18本山小屋
やや遅めの出発となった。時間があれば大日岳ピストンもと思っていたが、それほどの余裕はない。トラバースに危険を感じる雪渓もあったが、慎重に渡る。本来ならば安全を期して上に付けられた巻道を行くべきだろうが。私が遅れがちなため、先頭で歩くことになった。落ち着かない。しかも、見落とした花を教えられ何度も戻って確認するハメになった。

お世話になった梅花皮(カイラギ)小屋 オヤマノエンドウ 不明→ハクセンナズナ(11.08.05夕張岳でも)
左:北股岳、鞍部に梅花皮小屋。右は梅花皮岳 チシマギキョウも目につく
シナノキンバイ ハクサンコザクラ
大ー(グラ)尾根を見つめる児玉さん。右のピークは飯豊本山
飯豊本山 右には御西岳避難小屋 御西岳避難小屋到着
チングルマ本山手前の駒形山をバックにニッコウキスゲの群落
アキアカネが舞う飯豊本山からの大ー尾根 飯豊本山出発

本山小屋には児玉さんの友人、亮さんがいた。2年前の大朝日以来だ。彼からポップコーンを頂く。うまい。彼は那須さんが「金剛力士のようだ」と感嘆するほど、がっしりした身体で、「ボッカの力は仲間一番」という児玉さんの言葉にも素直に頷ける。児玉さん持参の「雪の茅舎(純米吟醸)」を亮さんとともに頂く。幸せな気分になる。

18日【コースタイム】 05:37本山小屋発 05:45/55一の王子水場 06:36御秘所 07:05草履塚 07:30/40切合小屋 08:46御坪 10:42/43地蔵岳 11:42御田 12:06ざんげ坂 12:26大日杉(車) 

水場の水は昨日から出るようになったとのことで、間がいい。しっかり汲んでから出発する。稜線を下るとき、女子サッカーがPK戦だと聞いて驚いた。まだやっていたのか。結果が気になるが、先を急ぐ。

小屋から見える朝日連峰の遠望(2階階段脇の部屋から)
2階、階段脇の部屋から扉を開けるとご来光だ お世話になった飯豊連峰本山小屋 小屋番の高橋さん(真ん中の人)
御秘所の岩場 本山方向を振り返る
大日岳にベールがかかった
御田、杉の巨木(修験者が道標として植えたものだろう) ざんげ坂の穴あきブナ
ざんげ坂の鎖場をおりる 大日杉の説明版(後にある切り株をコンクリートの枠で囲っている)

帰りは小国で蕎麦を食べ、関川のゆ〜むでサウナに入るとテレビがあり、女子サッカーが金メダルだと知った。アメリカがPKを二つはずしたことを稜線を歩く人の携帯で知っていて、結果が気になっていた。また、渡辺さんが無事帰ったのかも気になっていたが、こちらも携帯メールで安心した。
(高校時代、毎週土曜日にサッカーで遊んでいた管理人 今野記す 11.07.20)

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