鳥海山百宅口赤沢川左股(本流) 11.08.07   その2(菊地・慎哉の画像)へ

【メンバー】広造 森川 敏 慎哉 菊地

敏さんから画像が送られてきました。(11.08.13管理人今野)
14日朝、広造さんからのメールを以下にコピーします。


1昨年・昨年と鳥海山百宅口と併走する赤沢川右又(小松沢)を遡行したが、本流である左又には足が向かなかった。
理由は沢のネーニングからして赤錆びたゴーロが延々と続くことが危惧されたからだ。
鶯川、赤崩沢、朱ノ又川の下部は朱色のゴーロ帯だ。しかし、中流部に次郎滝を有するとされるこの沢、
以前から気になっていたので意を決して行く事にした。

5時:本荘市役所集合、6時:鳥海道の駅で敏さん合流、7時、鳥海山百宅口大清水に慎哉号デポ。
山形県に向かう林道をたどって7時40分、赤沢川左又(本流)に入渓する。

予想通り朱色のゴーロ沢だ。菊地さんが会長を思わせる軽快な動きでゴーロ帯をリードして行く
(ゴーロは続くよ、どこまでも〜♪ と歌っていたような)。
ゴーロ帯を40分位たどり標高950m付近で最初の大滝が現れる。その後、長いゴーロ帯はなかった。
この滝は右岸をシャワークライミングで直登したが、上部に雪渓があるので水が冷たい。
その後は中小滝や、溶岩が侵食されてできた樋状の地形が現れ面白い。

標高1150m付近で地図上の最初の滝マークがある大滝が現れる。下段は6mくらい、上段は30m以上あると思われる。
これが次郎滝か?しかし地図上で次郎滝は標高1240m付近にあるはずなのでこれは次郎滝前滝か?
下段は何とかなるとして上段はハングしているので直登は不能。
菊地さんは左岸、残りは右岸から高巻きを試みる。
右岸隊は下段を巻き気味の突破して上段との境界の枝沢をつめるつもりだったが急な草付が現れ、安定した場所を求めて
上へ上へと追いやられることになった。やっと安定したバンド状部分に到達したが、上部はハングした岩壁帯が続き、
それを強行突破する以外にはないようだ。

またまた長身で突破力のある慎哉さんが敏さんのショルダーも借りてハング帯クリヤ、後続を引き上げる。
結局右岸の尾根まで登りつめて滝上へたどりつく。この大高巻きに1時間30分くらい要した。
菊地さんには30分以上待ってもらったと思う。さすがきのこ名人、抜群のルートファインディングだ。

その後2〜3の中滝を直登し、標高1240m付近で地図上の二つ目の滝、次郎滝が現れた。
次郎滝は2条になっていて右の10mくらいの滝は支流で、左の15m位の滝が本流と思われる。
本流はコロシアム様のハングした岩壁帯に囲まれ直登は不能、2条の滝の境界尾根から高巻く。

07:01 大清水(おおしず)駐車場 07:34 赤澤橋 その名の通り赤い沢
はいニッコリ 笑みがこぼれる 小滝前のへつり
慎哉さんが突破する? と思ったら菊地さんが先行 お助けロープで森川さんを引き上げる
その調子 まだまだナメ状の赤い沢だ 楽しい遡行
大滝出現 2段になっている その上段の滝
溶岩のすべすべした岩 大きな岩が続く地帯(ゴーロ) 高巻く
雪渓の下で水を汲む 雪渓が近づく 早春の花チングルマがまだある
ニッコウキスゲ 薄くなった雪渓(シュルンドになっている) ヒナザクラ

ここまででかなり時間と体力を消耗したので、後は右に、右にとルートを取って百宅登山道を目指す。
雪渓2個、最後は強烈な鳥海エアロ藪漕ぎの洗礼受け、14時頃、屏風岩下の登山道に無事エスケープする。
本流だけあって相当ハードな赤沢川左又でした。
佐藤広造記す。

イワカガミ 14:07 ヤレヤレ、屏風岩
ハクサンシャジン 白いハクサンシャジン ○○ギボウシ
ツルアリドオシ 下山路 鳥海荘から見る山頂

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