中島台で雪洞〜鳥海山新山へ 12.03.03〜04      山行粗描のページへ

【メンバー】児玉(リーダー) 多賀谷 菊地;今野(神社直下まで)
【コースタイム】3日 10:03除雪終了点発 11:23獅子ヶ鼻 13:03c905m 13:50〜17:00雪洞掘り
          4日 07:40出発 09:50千蛇谷 10:50~21神社直下(2120m スキーからアイゼン装着へ) 11:40~57新山 12:15〜13:28神社直下 13:28〜14:00スキー滑走 14:30〜 15:40下山、鶴泉荘(入浴300円) 

3日 集合場所を拙宅にしてもらった。西目の多賀谷さん宅に寄り、2台で中島台へ。除雪後に降雪があったが、フォレスターの4WDで何とか除雪最終地点(地形図で361m地点)まで車で入れた。横岡第2発電所へ向かう道も除雪されているので、そちらに進む。児玉さんが先頭で獅子ヶ鼻に最短コースで到着する。途中、林の中にある熊棚(熊がブナの実を食べた跡)を菊地さんから教えてもらう。
雪洞を掘る場所は二つの沢が迫る905mの上がいいかと思っていたが、児玉さんが選んだ場所は東側の沢の中だった。「いい写真が撮れるから」というのがその設定理由だったが、一たんザックを降ろしてしまえば、また移動するのも面倒で、それに従った。
でも、掘り進めていくと、やけに硬い雪になった。なかなかスコップが刺さらない。ここは児玉さん菊地さんのパワーに頼る。会長から借りたスノーソーも役に立った。3時間ほどかかり、立派な雪洞が完成した。夕食はキリタンポ鍋だ。菊地さんがビール500mlを6本背負ってきた。ありがたい。由利正宗のにごり酒カップで乾杯し、智水古酒を飲み干す頃にはみんなお休みモードとなり、そば焼酎や黒糖焼酎は出番がない。

いざ出発、25kgほどの荷物か 獅子ヶ鼻の急な登り
菊地さんが見つけた熊棚(真ん中)、左右はヤドリギ 熊棚のアップ。ブナの葉が混じる

4日 7時前に写真を撮るために一度、外に出た。出発は7:40と遅い。予想通りの好天だ。しかも、くるぶし程度の新雪がある。スキーにはこの冬一番の好条件かもしれない。3人はピッケル・アイゼンを用意し、山頂を目指す。私は体力不足で、以前も神社直下で仲間の下山を知り、そこから引き返した経験があり、スキーで上がれるところまででいいと、アイゼンも、ピッケルも準備していない。

朝、雲間から山頂を見る 隣では菊地さんがカメラを構えた、ブルーシートは雪洞の入口
先行する3人のトレースが伸びる たおやかな曲線。米粒大の二人が画面、右を行く。
振り返ると稲倉岳の向こうに日本海 日が高くなってきた
千蛇谷に入る 七高山の西のガケ
無木立の斜面が終わり、雪洞が近づく トレースを振り返る
何度もシャッターを切る絶景

1時間遅れで3人目が山頂を往復する間、少しのんびりできた。その間に「トレースありがとうございます」と礼儀正しい秋田市のじgさんがわれわれが休憩している地点に到着した。しばらくすると奥さんもやってきた。アイゼンに履き替えて、山頂を目指すようだ。

われわれは4人がそろったところで、いざ、ドロップ。ふんわりと新雪が乗って絶好のコンデションだ。滑り出したらもったいなくて止まれない。ターンを繰り返し、どんどん落ちていく。カメラを構える余裕もない。千蛇谷を過ぎてからやや疲れを感じ、カメラを出す。みんなはもうずっと下で、シュプールを撮ることしかできない。急斜面でも10cmほどの新雪が適度なブレーキになり、楽しい。

雪洞を撤収すると車まで、ほとんど下りだけだ。いつもの鶴泉荘で300円の風呂に入ると、脱衣所で秋田山岳会の伊藤さんに会う。「単独で稲倉岳を目指した。クラストしたらやめようと思ったが、山頂まで新雪で、他には5人ほどがテレマークだった」とのことだった。鶴泉荘を出ると、駐車場にじgさんご夫妻の車もあった。
日曜日と好天が重なる貴重な日曜日だった。  (12.03.05夜、管理人 今野 しるす)

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