ほぼ貸切の北鎌尾根 12.08.22〜26  眞幸さん撮影のページへ

【メンバー】今野 眞幸
【コースタイム】8/22 22:40沢渡足湯P
 8/23 06:30上高地着(往復バス2千円) 07:19明神 08:22徳沢 09:15/31横尾 10:53/11:17槍沢ロッジ 11:59ババ平 12:32大曲 14:12/27水俣乗越 16:42北鎌沢出合(泊)
 8/24 05:15北鎌沢発 08:28尾根着 11:44独標トラバース 19:10ビバーク
 8/25 06:23発 09:28槍ヶ岳山頂 09:51/10:15槍岳山荘前 12:27大曲 12:48ババ平 13:10/13:19槍沢ロッジ 17:40上高地バスターミナル発 沢渡温泉600円 22:20妙高SA泊
 8/26 07:20/08:10 SAで朝食 12:20/13:20酒田満月ラーメン(30分並ぶ) 14:10帰宅 

夏休みは終わったがH高校では水曜日の午後から球技大会が始まり、仕事がなくなった。早速、眞幸さんと二人で北鎌に向かう。前回と同じ沢渡足湯Pでテント泊。

23日 前回、早めに着いたことを思い、ゆっくり歩く。タクシーが上高地まで片道4千円なのにバスは往復券のみで一人2千円。タクシーの半額のバスにする。水俣乗越までの登りがつらい。天上沢には雪渓が残っていて慎重に下る。前回のイメージと違って、なかなか北鎌沢出合に着かない。意外にも誰もいない。焚き火はしない。お湯を沸かしてアルファ米を食べるのみ。ダウンを着込み、シュラフ・シュラフカバーにタープを掛けただけで寝る。

上高地はバスで 横尾にて
槍沢ロッジ 槍の穂先が見える望遠鏡
天上沢は雪渓に覆われている 北鎌沢出合

24日 時間には余裕があるはずと、明るくなってからのんびり出発する。北鎌沢の登りは2時間とネットにはあったが、道が判らず、一度戻り、3時間以上かかった。尾根に出てみるとルートがはっきりしない部分が多い。ピークを越えるのに、尾根を行くか左右から巻くかの3通りのどれが正解か行ってみないと判らない。ときどき失敗して戻る。時間がどんどん過ぎる。独標は右からトラバースする。ロープが設置されているが、岩にこすれる向こう側はかなり痛んでいる。
 14時半前にガイドとマンツーマンの二人組が現れたが、我々はすぐに追い越されてしまった。ルートが判らない状態はいつまでも続く。やや危ないところでは空身で移動し、ロープを出してザックを下ろしたり、引き上げたりしたが、雨が降ってきた。結局日没となり、あと1時間程度の距離を残してビバークとなった。水は3.5Lをザックに入れていたが、晩飯用のアルファ米で0.3Lがなくなる。寝る頃には雨が上がり、星空となった。疲れと水不足でアルコールには手が出ない。

独標をバックに そのトラバース用のロープは岩にこすれて痛んでいる

25日 素晴らしい朝だ。槍ヶ岳が赤く染まる。陽が昇ると笠ヶ岳の下に槍ヶ岳の影ができる。パノラマ写真に挑戦するも全て失敗した。カメラの使い方がイマイチ分からない。明るくなって、気がついたが、我々が寝ていた場所の隣に、整地されたテン場があった。ガックリ。

赤く染まる槍ヶ岳 眞幸さんは座ったまま。気温は8度以下だろう
笠ヶ岳に槍の影 セルフタイマーに間に合わず後ろ向き
富士山も見える もう少しだけど、ルートはどこ、カニ岩は?
左側にあるカニ岩、下には殺生小屋が見える おきまりの記念写真

 06:18単独の青いヘルメットの若者が我々に道を聞く、もちろん「分からない」と応える。「あと1時間ほどですね」と言いながら若者は行く。その5分後に我々も歩き始めた。なかなか遠い。07:20頃、青いヘルメットは槍ヶ岳山頂にいた。眞幸さんが「カニ岩を目指せばいい」とネットで知った情報を教えてくれるので、それに従った。1箇所スリングがぶら下がっているところで、120cmのソウスリングを継ぎ足し、それに掴まりながら振り子の要領で身体を移動して通過するところがあったが、眞幸さんはザックを背負ったままあっさり通過する。最後はチムニーが待っている。この頃、男女のカップルが後ろに現れた。カップルは長いテープを出して岩にビレー(確保)の支点を取り、チムニーに備えているが、眞幸さんがまたまたあっさりザックを背負ったままで登ってしまった。それを見たら登れそうな気になり、ザックを背負ったまま、こちらもあっさり登ってしまった。気がつくともう難しいところはなく、山頂もすぐだった。ただし、祠を囲んで数人が記念写真を撮っているので、待たされた。1分も待たされると「済みませんが、登らせて下さい」と声を掛けるしかない。それでも待たされたが、お陰でシャッターをお願いできた。

ハシゴを下りながら踊り場で自宅と会長宅に電話した。前日には電話が圏外で通じなかったからだ。槍岳山荘で眞幸さんはビール。こちらは我々より少し遅れてきたガイドと客の二人組と話をしていた。「北鎌は初めてでルートファインデングに時間がかかって大変だった」というと「よくやったね」とガイドから握手を求められ、嬉しかった。

沢渡温泉600円は洗い場が3コだけの民宿程度の風呂だった。松本近くの「とん太」で味噌ラーメンと餃子セット950円。いつもの妙高SAの林の中の駐車場でテント泊。焼酎を300mlほど飲んで23時過ぎに寝る。

26日 テントや濡れたタープをのんびりと乾かす。いつもお世話になっているSAだがこれまでは出発が早く、朝食を食べたのは初めてだ。お土産も買う。

妙高SAにある林の中の駐車場 この画像の右奥が普通の駐車場

酒田で満月ラーメンを見つけ、並ぶ。ワンタンメン700円。西目の会長宅に寄り、無事を報告する。(12.08.28 管理人今野記す。08.30妙高SAの画像追加)
山頂直下の風景とカニ岩の画像を追加。(12.09.10)

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