高下岳高下川 12.09.09 山行粗描へ yamaoyazyの山歩記へ 今日も朝からご機嫌へ 

【メンバー】広造 児玉 敏 菊地 栗谷

天気予報では秋田県は降雨が予想されたが岩手県の天気は曇り時々晴れで、警報・注意報も出されていなかったことより、
当初の鳥海山赤沢川遡行の計画は取りやめにして、高下岳高下川の代案をメールしたところ4人の参加者があった。
だだ出発直前の西和賀町の天気予報では18時頃から弱い雨の予想だったので、早めの下山を心かける事にした。
5時:本荘市市役所集合、6時:横手市の某所で敏・栗谷と合流、本荘を出る直前に降雨があったが東に向かうにしたがって空も明るくなってきた。
1昨年も同じパターンだったような。
ゲリラ豪雨のためか林道は所々崩落しており、和賀・高下岳登山口の1キロくらい前で通行不能、徒歩で7時15分ころ登山口に着く。
廃林道を30分くらいたどるが以前よりさらに藪化が進み、さらに新たな崩落地点もあるようで、前回より少し手前から高下川に入渓する。
残念ながらお天気は曇りで、時々小雨も混じる状態ではあったが遡行には支障ないレベルと判断した。

しばらくはゴーロ帯が続くが、以前より倒木が目立つ気がした、これもゲリラ豪雨の影響か。とは言え、花崗岩の沢の水が澄んでいて気持ちが良い。
最初の難関は6mくらいのややかぶり気味の滝で抜けにワイヤーロープが残置されていたが、くさっていて危険なので撤去させて頂いた。
その後は、階段状や樋状の中小滝が連続して現れ、どれも、時にはシャワーも交えて直登可能で楽しい。

07:58 08:04
08:39 08:39
08:39 08:43

第2の難関?10m大滝は菊地は右岸より、他のメンバーは左岸より直登した。最後の抜けはやや段差があり当方はちょっと難儀したが
お助けスリングの一歩で無事クリヤとなる。この程度のところは普段ボルダリングで鍛えている人はマントリング一発であっさり登ってしまうのだろう。
標高740mの二股は右の本流へ、左の支流は悪天候の場合のエスケープルートと考えていたが、急斜面の上、水もなくすぐ藪に突入しそうで、およそ登る気がしない。

本流の方は樋状のやや難しいムーブの4m滝を経て、850m付近で左に枝沢を分け大きく右にカーブしていく。
標高950m付近で第3の難関15m大滝が現れる。菊地は右岸より、児玉が左岸より直登を試みるもどちらも上部1/3で直登は断念する。
高巻きは左岸のもろい枝ルンゼをかなり登りつめ、ブッシュが出てきたところでトラバースし滝上に降り立つ。
右岸直登で行き詰まっていた菊地を滝上からビレーし引き上げる。ここはトラバース気味になりスリップすると滝芯の方に大きく振られるところなので、
児玉が右岸上部から懸垂下降しザイルをたらして振り子気味にトラバースする。

標高1000m付近で本流は右だがやや荒れ気味なのと、以前の遡行で本流を行くとそれだけで1時間はかかるハイ松の藪漕ぎがまっているので
全員一致で左の中滝から支流のエスケープする(ここが最大の難関か?)。
ここで急に水が冷たくなりビックリしたがまもなくその理由が判明する。八塩山のボツメキのように、岩の下から泡を伴ってふつふつと
水が湧き出しており、これが枝沢の水源だった。その水はミネラルが豊富なのか大変おいしかった。

08:44 08:46
08:46 10:06
10:06 10:28

ここであっさり水が枯れてしまい早くも藪漕ぎ突入か心配されたが、沢型に枯れ滝が続いており、効率よく高度をかせぐ。
途中、当方がうっかり浮き石を落してしまい、栗谷の膝を直撃してしまった。幸、骨折には至らず事なきを得たが、栗谷さん、ごめんなさい。
地図上の小さいガレ場マークを通過、草付きを少々登ると恐れていたハイ松帯が現れたが、幸い10分程度のエアロ藪こぎで登山道に合流する。
時間は13時ころ。

天気が心配だったのでさっさと下山にかかるが、遠くで聞こえていた雷鳴が段々近くなり、登山口まで後30分というところで雷雨につかまってしまった。
イナズマの中、せっせと下山、15時ころデポした車の乗り込む。
途中、沢内バーデンのお湯につかり、帰路についた。佐藤広造:記す。

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