神室連峰  14.09.15
  

【メンバー】眞幸(ソロ)
【コースタイム】
 0:08 神室ダム有屋口スタート
 1:38 渡渉2回目、ロープT字状
 3:27 春日神
 4:10 八幡神
 4:35 水晶森と前神室山の分岐
 4:48 前神室山
 5:13 水晶森と前神室山の分岐
 5:50 八幡神
 6:19 レリーフピーク
 6:38 神室山
 8:30 天狗森
 9:50 小又山
11:41 砂利口分岐
12:50 火打岳

神室連峰は全く初めて。
モチベーションは8月の神室山から火打岳の今野さんたちも手ごわかったのをHPで拝見したことである。
槍ヶ岳北鎌尾根2012の(勝手に呼ばさせていただいているが)ミスターGPSの今野さんが、である。
もう一つは、飯豊山山開きでお会いした真室川町のお菓子屋さんから「神室連山マップ」を頂いていた
ことを思い出したからである。
さっそく今野さんに現地の情報を問い合わせ、ご丁寧なアドバイスを頂いた。

火打岳の登りは高度感あり、とのこと。感謝。
2日間快晴、月光が明るいことの条件で、9月15日、有屋口スタートとした。

コンパクトな装備とした。
ザック(グレゴリーアルピニスト50)、ツェルト、シュラフ、シュラフカバー、フード付きダウン、
軽量ストック(シナノFL120)、電池式蚊取り線香、
熊鈴2個(北秋田市阿仁前田の西根鍛冶屋さん製造。マタギが持つ。遠くまで響き通す音。多分、本州随一)他

食料
エネルギ源は、梅干し入りコシヒカリおにぎり8個(母)。小口羊羹6個、カロリーメイトバー2箱、大福もち小8個他。
通常持参のガスストーブ、バナナ、菓子パン系は持たず。
水は完全無補給を目指した。ペットボトル/お茶2L、スポーツドリンク2L,トマトジュース1L/コーヒー牛乳1L 合計6L

9月14日
 11時21分 本荘発。13時10分新庄着、買い物。神室大橋を渡り
T字路。水晶森経由も稜線に上がるのが早いのでプランしていたが、左折はブロック付の通行止めなので、右折。
16時40分有屋口登山口駐車場着。登山届簿は満杯。
6月からの個人情報をいつまで置くのか不明。

登山着に着替えて、秋鮭弁当と寿司を食し、車中泊。曇り空。
23時半頃、月の明かりで目が覚める。待望の月光だ、明るい。月齢19.5。

山行の心構え。
『急がず一歩一歩確実に』そして、『Nobody help you 』

9月15日
 0時08分歩き出す。ダブルの熊鈴。単独行。熊だけはゴメンだ。
月下の森に響き渡る。無風。踏み跡を小さな沢が横断すると判らなくなる。確かめながら歩く。
渡渉1回目、2回目はT字状のロープあり。突然、巨大な四角石あり、春日神だ。
荘厳な夜の森。見上げれば言葉に尽くせぬ美しい月。ヘッドライト無しでも歩けそう、もちろん点灯。
深い露、肘が濡れる。カッパ上着用。初めて稜線に出る。
T字分岐左折、すぐ手前が八幡神だったことに復路気が付く。
4時35分、水晶森と前神室山の分岐。ザックデポ。

0.1KMとあり右折したが、刈り払いはなくズボンがずぶ濡れになりそうなので、引き返してカッパ下をはく。
前神室山1342M山頂では大分白み始めた。
再び分岐に戻る前に日の出。Beautiful ! 

しばしたたずんで、堪能する。太陽の光の中に大き目の山、栗駒山だろうか。
あそこまで歩くのかと、一瞬ギョッとした。
レリーフピーク、岩場通過。神室山頂1365M。この先、山の神たちは微笑んでくれるだろうか。
男2女1人のパーティ現れる。天狗森方向に行くという。始めてヒトに会った。
おにぎり食す。山頂小屋には行かず。
まもなく、この楽しそうな3人のパーティを良き山行であることをこめて追い越す
遠く天狗森への稜線に10人ほどのグループ発見。なかんかよいペースだ、差は縮まらない。
やがて天狗森1302M、三角点のみのようだ。
アップダウンの繰り返し。堂々とした山容、王者の風格、小又山1366Mに着く。
一転賑やか、9人おり。6人ほどは西ノ又口へ向かうようだ。

神室ダム有屋口駐車場から望む
スタート
春日神
春日神に月/月齢19.5
サンショウウオの月光浴
前神室山と水晶森の分岐
前神室山
サンライズ
サンライズ2
サンライズ3
レリーフピーク
根の崎口分岐
右から左へ/天狗森、小又山、火打岳
鳥海山遠望
天狗森三角点
ハクサンフウロウ
小又山
砂利口分岐
火打岳/ピラミダル!
 火打岳山頂からのパノラマ


山でのおしゃべりは楽しい。サングラスのレディーが私のザックに何が入っているか、あれこれたずねる。
「水6L」。食料は?「おにぎり8個」。それにしても、このレディーのは80Lはあろうか、巨大なザックだ。
デカザックレディー(と勝手に書く)、たくましい。

アップダウンを繰り返し、火打岳が近づく。
北鎌尾根の大槍小槍みたいだ。デカザックレディーズ2人組も来ると言っていた。
踏道の小枝などをストックで払いながら進む。草にしがみついて登る。なかなかいい感じ。
雨なら大変だ。やがて火打岳山頂1237M。男2女2人が談笑中、山岳関係みたいだ。

情報に感謝。やがて私が登ってきた方に下って行った。デカザックレディー組を待ったがなかなか現れない。
私があなたのザックには何が入っているのかとたずねると、「必要なもの」と一言。

それは何のか、もう一度たずねたかったのだ。まさか、12本爪アイゼンではないだろうなあ。
山の会話は楽しい。

今野さんはここでタンパンはいて、片足あげてポーズしたのだ。
パノラマ写真を撮る。さて、これからどうしよう!

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 14.09.22 23:00 アップ 管理人 今野
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