北アルプス 三俣蓮華岳・鷲羽岳・祖父岳(・水晶岳) 第三日 17.07.25~28
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【メンバー】茂野 須藤 眞幸:那須 今野 細谷(太字は車提供)
【コースタイム】

27日 黒部五郎小舎の朝食4:30。ありがたい小屋だ。

5:20発。三俣蓮華岳までは長い登りだ。
トラバースの三叉路までも1h40mのコースタイムだ。

遅れがちな一人が本日も遅れる。
とうとう三俣蓮華岳を諦めて、トラバースするという。
鷲羽岳も祖父(じい)岳もトラバースして雲の平を目指すとのこと。


三俣蓮華岳は初めてだが、雨模様で視界も悪く、楽しくない。
三俣山荘で少し休んで、鷲羽岳を目指す。

富山県警山岳警備隊の二人が追い越して行く。
水晶岳から高天原山荘へ向かうとのこと。

槍ヶ岳が見えるはずの鷲羽岳でも展望はなく、残念。
ワリモ(割物)岳は山頂部分が岩山で、ホースの管付きのロープが付いていて、
ピークの西側を巻いた。

岩苔乗越で一人が水晶岳に行きたいという。
折角ここまで来たのだからという気持ちも理解できる。

食事を頼んでいる山小屋には15時までに小屋に入るのが暗黙のルールのようだが、
「一人遅れます」と断ればいいか。まあ、道に迷うこともあるまい。

祖父(じい)岳の登りにはハシゴが付いていたりで、急で長い。
本日一番の汗を掻かされた気分だ。

雲の平山荘は予約の際、定員オーバーだったとのことだ。
遅くなると条件が悪くなりそうな気がして、細谷に3人分の宿代を渡し、
早めに山荘へ向かってもらった。

残った3人は水晶岳・赤牛岳や鷲羽岳・三俣蓮華岳が雲の切れ間から姿を見せてくれるのを待った。

結局05:30発 黒部五郎小舎の前で 小屋を振り返って
三俣蓮華岳の登りに向かう 花8枚、葉が9枚のキヌガサソウ。ここでは一致するものは半分程
ハハコグサ オンタデ
三俣蓮華岳、標識が曲がっている 雪渓を越えて下る
三俣山荘では土砂降り 濡れた身体で小屋に入るのも気が引けて歩き出す
ガスが立ちこめる鷲羽岳の登り。水平道は伊藤新道(廃道)か コケモモ
ミヤマスミレだろう カメラも濡れる鷲羽岳山頂
タカネツメクサ 傷んだイワウメが残っていた
シコタンソウ タイツリオウギ
シコタンソウ ワリモ岳の登り
イワツメクサ ワリモ(割物)岳山頂
ミヤマクワガタかな 祖父岳の登りは辛い
キバナシャクナゲ 祖父岳山頂にて
赤牛岳が見えそう こちらはワリモ岳と鷲羽岳
鷲羽岳と三俣山荘 三俣蓮華岳
赤牛岳 雲の平山荘が小さく見える
赤牛岳と水晶岳 キャンプ場への下りは通行禁止で右の迂回路へ
天気は上がったがザックカバーを乾かしている 水晶岳をバックに「スイス庭園」
手前のキャンプ場で水を汲み雲の平山荘へ 雲の平山荘は2011年に新しくなったとのこと

水晶岳に行った一人は17時頃到着。
16:45に三交代の食事が始まり、みんなと一緒ではなく、遅れて食事となった。

19:30から小屋を開いた伊藤正一さんのスライド上映会があった。
解説は息子さんがしてくれた。

終戦後、「山賊」が住み着いていた黒部源流の話は興味深い。
苦労の末、小屋を建て、登山客の安全のために尽力されたとのこと。
三俣蓮華小屋、水晶小屋、雲の平山荘の三つの小屋を建てるとは頭が下がる。

特に、水晶小屋は竣工直前に伊勢湾台風にやられ、二度目も石垣を残して台風にやられ、
その石垣を元に、三度目にしてやっとできたとのこと。苦労が偲ばれる。

1980年代に伊藤新道が崩落のため廃道になったのは残念だ。

一枚の布団に二人ということだったが、二枚の布団に3人に変更になり、
掛け布団を一番下に敷き、敷布団を二枚横に敷いて3人で寝る。
大分楽に寝られる。

17.08.08 管理人 今野アップ 

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