【メンバー】(北面)戸田 広造 眞幸 英樹と長岡マウンテンスキークラブ3名、 (荒神) 荘司 今野 伸逸 多賀谷 工藤、(矢島口)那須
【コースタイム】 6:00花立集合、7:00祓川発(長岡の方々の合流)、 8:40北面取り付き到着 、9:00北面登攀開始(スキーは基部にデポ)、
11:50新山登頂 、千蛇谷~荒神ケ岳の肩経由、鳥海西尾根下山、14:00北面基部着 、15:30祓川到着
4月29日(昭和の日)は毎年恒例の鳥海北面の日になっているが、 ここ数年お天気に恵まれず順延となっている。
今年は数日前から晴天の予想で絶好の登山日和と思われたが、 朝から強風であった。
当初、参加表明があったのは眞幸さんと英樹さんと当方の3人であったが、 6:00に集合場所の花立牧場に行くと
既に、 上記の他、会長、戸田さん、伸逸Dr、多賀谷さん、那須さん、工藤さんが集合しており、 まもなく今野さんも合流する予定だという。
7:00、祓川ヒュッテの前に行くと、今野さんのお知り合いの長岡マウンテンスキークラブの3名の方から お声をかけていただき、
ご一緒する事になった。
今日は大勢で楽しい山行だ。
8:40に北面基部に到着したが相変わらず強風で、北面をスキーを担いで登るのは 煽られて危険な状態であった。
ここで隊を2分し、どうしても北面を登りたい、戸田、広造、眞幸、英樹の4名と長岡の方々3名は 北面基部にスキーをデポし、
ピッケル・アイゼンで北面を登った。
会長、今野、伸逸、多賀谷、工藤の5名は、スキーで北面基部を回り込んで荒神ヶ岳の肩( 鳥海西尾根と呼ぶ人もいる)を越し、
千蛇谷から新山を目指した。
北面では若くて体力のある英樹さんが終始リードし、ステップを切ってくれたので後続は助けられた。
北面隊は11:50頃、新山に登頂し、小休止後山頂小屋へ下行すると、丁度西尾根隊が登って来たところで あった。
千蛇谷ルートの夏道は大分ブッシュが出て通過しにくくなっており、結局スキーは担いだそうだ。
変に巻かないで千蛇谷を下行して荒神ヶ岳の肩を登り返した方が良いとのアドバイスを受けた。
しかし、北面隊は当方のミスリードで、なるべる登り返しを少なくするため2箇所程ブッシュ帯をトラバースし、 余計な体力を消耗してしまった。
結局、七五三掛(しめがけ)のかなり近く、荒神ヶ岳の肩というよりは肘のあたりで素直に雪がつながっており、 簡単に西面に廻り込む事ができた。
ここは重要なポイントかもしれない。
よく荒神ヶ岳の肩を越してと書かれているが、 もちろん積雪が多ければそういうルート取りも可能なのだが、実際はもっと下、
肩というよりは 肘のあたり、七五三掛に感覚的にはかなり近いあたりを目標にした方が、上り下りが少なく傾斜も緩やかである。
何はともあれ普段見る事の出来ない西尾根からの鳥海北面の風景を楽しみ、14:00に北面基部に 戻る。
デポしたスキーを回収し、15:30に祓川無事下山となった。
鳥海まるっと一周、疲れましたが充実の山行となりました。
長岡の皆さん、頼りないリーダーでご面倒おかけしました。
次回、また機会ありましたが今度はスキーで下りましょう(グローブには飛ばされないよう紐つけておきますね!)。
いただいたお酒は例会時に皆でいただきます。
どうもありがとうございました。
広造記す。
7:00、祓川出発。晴天だが風が強い。 | カラ滝経由で方面取り付きへ向かう。途中の藪漕ぎは一箇所 |
プラトーから北面を望む。 | 8:40、北面取り付き到着 |
9:00、スキーはデポしピッケル・アイゼンで北面登攀開始 | 北面下部の登攀 |
中間点:島まで後少し | 北面上部の登り、元気一杯な英樹さんが常にリード |
元気一杯な英樹さんが常にリード | 北面上部の急斜面を登る |
北面上部の急斜面を登る | 11:50、新山登頂 |
千蛇谷を下る | 荒神ヶ岳の肩経由で鳥海西尾根を下る その1 |
荒神ヶ岳の肩経由で鳥海西尾根を下る その2 | 荒神ヶ岳の肩経由で鳥海西尾根を下る その3 |
荒神ヶ岳の肩経由で鳥海西尾根を下る その4 | 14:00、北面基部着。スキーを回収。 |
18.05.02 管理人今野アップ
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