鳥海山北面基部から単独  by今野 18.04.29     広造のページへ    荒神岳の肩経由 多賀谷のページへ 

【メンバー】(北面)戸田 広造 眞幸 英樹と長岡市の3名、 (荒神)荘司 今野 伸逸 多賀谷 工藤、(矢島口)那須 
【コースタイム】

2日前の疲れが抜けないまま、集合場所の花立に15分遅れた。
せっかく待ってくれた那須さんとはとうとう会えずじまい。申し訳ない。
眞幸さんとも会えず、しばらく待った彼は後から北面を登り、追いついたとのこと。

長岡市の永井さんからメールをもらったのは2013年の7月だった。
本荘山の会60周年記念誌を購入してくれた唯一の見知らぬ方だった。
彼は北面を登りたいとのことだったが、14年から4月29日の天候は決まって悪かった。
実に5年目でやっとお目にかかれた。

今年は晴れが続く予報だったがてんきとくらすで鳥海山はずっとC評価だった。
強風のためであることは実感できた。
7時過ぎに祓川ヒュッテ前で長岡の3人と合流した。
合流したこちらのメンバーは8人。

雪はかなり消えてしまって、最後の薮ではスキーを放り投げる。
そこからは基部までよく見えるが、強風で、
左側の斜面からソフトボールより大きな石が音もなく転がってくるのは怖い。

竜ヶ原を右に回り込む 後続の長岡市の3人を待ったが、すぐ追い越された
やや大きなアップダウンで右の薮を回り込む 最後の薮を越えて基部が見える。左からの落石が怖い


左側を気にしながら進む。
08:40先頭が基部に着くのが見えた。
その20分遅れでやっと基部に到着。

皆さんは行動食を口にし、アイゼンを履いたり、準備に余念がない。
強風でスキーを背負う訳には行かず、北面組は基部にスキーをデポした。

スキーがダメなら北面を登る意味はないと感じ、
やや遅れたが荒神ヶ岳を回り込む4人組の後を追う。

40mほどの登りを終えると急にシャリバテになった。
パンを食べるべく、手袋を外し、袋を破ったが、脇に挟んだ手袋を飛ばしてしまった。
飛んだモノを目で追いながら、止まったのを確認してまず、ほおばる。
ザックとスキーをデポして手袋を拾いに下ると、戻るまで15分のロス。

もはや単独で行動するしかなく、気楽だ。
尾根を回り込むと、雪が切れ、千蛇谷ははるか下だ。
下りるのももったいない。
仕方なく、スキーを背負い、岩と雪のミックスの夏道をスキー靴で登る。
歩きづらく、上部で千蛇谷の雪が近づくと、下ってスキーに履き替えた。
ヤレヤレ。

もはや新山に登る体力はなく、外輪を登る。
そこからはスキーが使える。矢島口はやっぱりいい。

16:02ガランとした駐車場着。
会長、多賀谷さん、広造さんと顔を合わせ「那須さんはどうしたのだろう」と話をした。
日焼け止めを忘れ、顔が痛い。

スキーで荒神ヶ岳に向かう4人 基部。北面に登り始める人。まだアイゼンを履いてない人。
6人がいるのだが (左の拡大)5人が見える
遥か下の千蛇谷に (左の拡大)右下に歩く人が見える
やっと外輪を越えた 外輪越しの千蛇谷
七高山方向 氷の薬師を振り返る
左に続く矢島口の標識、右には猿倉口のモービル跡(紛らわしい) ×印の下はクレバスができつつある
七ツ釜避難小屋は屋根が少し出ているだけ 昨秋購入したピックが出てくるストックだが、出番なし



18.05.02  管理人今野アップ


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