またまた赤湯又沢(後半) 07.10.07  前半のページへ

 1135ピークだ。私が地図を見ながら青のボールペンで引いたルートはそこから左側(高松岳より)にある。確認する間もなく、会長はより低い右の鞍部に下って行く。お互いに「こっちだ」と叫んでも会長が戻って来るはずがなく、仕方なくついて行く。
 最初に松本さんと行ったときに、岩盤が露出した急斜面に危険を感じて藪に逃げ込んで下ったルートだったが、会長は岩盤のヘリの灌木に掴まりながらスルスルと下りていく。こちらも続き、沢らしき地点に着いて、下から振り返って見ても、なかなかの急斜面だ。

稜線を下って直ぐ樋状のナメ 以前はザイルを出して下った 岩盤に斜めの地層が見える
ナメコよりはるかにうまい「モダツ」 ツキヨタケ 茎がない毒茸 大きな「モダツ」真ん中がへこみ、斑点がある

 これまで、ザイルを出して下った2カ所でも同じ要領で笹や灌木に掴まりどんどん下って行く。結局2時間で沢の左岸にある白濁する温泉に着いた。でもその前にあるはずの湯気が上がるオンドル天場がない。GPSを出して確認すると「弱電波?」の表示は出たが、もっと下のようだ。さらに下るが、左岸は切り立った急斜面が続く。20分ほど下って、明らかに目的地を通り越していると判明し、戻る。先ほど見た白濁の湯船がやっぱり目的地だった。沢をさかのぼり、木立の奥に行ってみると湯気もうもうの懐かしいオンドル天場があった。見間違えた原因を考えると、湯気上がる左岸のオンドル天場を見落としたこと、湯船の色がやや薄くなったように感じたこと、湯船のヘリに大きな石が3つ置いてあったこと、などが挙げられる。

イオウ分が湯花のようになる沢 最大の滝を巻いて下る 2段10mの滝

赤湯又温泉、オンドル天場はこの上 セルフタイマーで慌てて飛び込む(クリップオンサングラスで) オンドル天場と置いてあるスコップ

祐子さんは着衣のまま湯船に入り、男二人は脱いで入る。15分ほどの短い入浴だったが、目的を果たし、さっさと引き返すことにした。


2段10m滝を登る 沢ガニ♀、下は赤い蛇(1.2m寒さで動かない) 藪漕ぎ直前。右に行くべきだった

途中で収穫したキノコ(通称モダツ、またはサワモダシ)が重い。稜線直下の藪こぎではその手前で沢を間違え、目標地点のはるか左側に入り込み、蟻地獄のような滑る急斜面に四苦八苦し、会長より30分遅れでやっと稜線に着いた。

水色予定コース 藪ルート青会長、茶今野(想像) 天然温泉の位置 秋の宮の温泉(秋の宮温泉郷より)

下山ではヘッデン点灯となった。昨年同様、秋の宮温泉郷新五郎の湯に入りラーメン屋に連絡してくれるように頼んだ。、19:30温泉病院隣の「いづみ食堂」でタンメン(450円)を食べた。ラーメンは350円味噌ラーメンは500円。何という安さだろう。ボリューム満点野菜のスープが絶品で、よそなら700円ほどのレベルのものだった。遅くまで営業してくれるのが有難い。(今野記す)
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