99 浅間山(前掛山)07.06.16~17  その2 『後半』   前半へ

【メンバー】今野単独
【コースタイム】 16:10車坂峠発 17:11槍が鞘避難小屋 17:20トーミの頭 17:40~18:00黒斑山 18:15トーミの頭 18:48湯の平口 19:03前掛山登山口 20:02稜線 20:40~47前掛山 22:10湯の平口 23:30トーミの頭 0:32駐車場     


  黒斑山には浅間山方向に監視カメラが設置されている。もちろん火山の監視だが、もしかして登山者も監視しているのだろうか。黒斑山で、三脚を出して浅間山をバックに記念写真を撮ったが、逆光で顔が見えない。それより、浅間山の手前の前掛山に続く道がヤケに鮮明で気になる。トーミの頭まで下るともう誰もいない。前掛山までの道は通行が許されるのか。監視カメラが気になったが、暗くなったら分からないだろう。登山はもともと自己責任で成り立つものではないか。と考えた。駐車場に戻り、また明日登りかえすのも面倒なことだと思えて、前掛山に向うことにした。夜に沢を下った経験に比べれば登山道を歩くのは安全だろう。

浅間山が見えた トーミの頭の手前から牙山(ぎっぱやま) 小諸が見える
黒斑山のサイレンと監視カメラ 看板 看板2
黒斑山からの浅間山 湯の平口の看板 前掛山までは行けるんだ(夕暮れで、手ぶれ)

草すべりの急な下りは300m以上もあろうか。明るいうちに下れてよかった。登りの途中、ミネズオウの群落があったが、もう写真は使えない暗さになっていた。月を探したら、太陽のすぐ上にあり、鎌のような細い姿だった。前掛山の中腹で夜になった。群馬側の明かりと、長野側小諸の夜景がきれいで、この景色を独り占めしていると思うと楽しい登りだ。長袖のシャツを着込んでも寒い。足が痙攣しそうになるのには参った。さすがは2524mの山だ。

暮れゆく前掛山と針葉樹 稜線から見える小諸の夜景(手ぶれ) 前掛山山頂(三脚でもピンボケ)

帰り道の草すべりの登り返しで、外輪山となっている岩山の中腹に光るモノがある。何だろうとよく見るとヨコに二つだ。動物の目だと直感したが、哺乳類が近づける場所ではない。フクロウだろうか。それまで山を独り占めしているような気分でいたが、闖(ちん)入者を見張る動物の存在を自覚し、慌ててヘッドランプを消してみた。なんとか足下が見える。でも足音は聞こえているだろう。1時間もかかってトーミの頭まで戻るとホッとした。車坂峠の駐車場までさらに1時間かかった。

カーナビで、「自宅に帰る」を選び、「最短距離」をセットすると、群馬県への道を示す。同じ道を戻るよりいいかと考えたのが大間違いで、15kmほどもある砂利道だった。行けども行けども山の中だ。適当なところに車を止めて眠ろうにも、腹が減っているし、水がなければつらい。結局、菅平経由で長野市に向う。小諸に下りる方がよかったと後悔しても仕方がない。コンビニで水2Lとそばを仕入れ、高速に上がり、いつもの妙高SAの森の中の駐車場でそばを食べ、3時半に寝る。疲れすぎて、自宅から持参した焼酎には手が出ない。

湯の平のもう一つの標識(草すべりへ) 帰りに瀬波温泉の龍泉(日帰り温泉)へ 840円と看板に表示、高い。

自宅に帰って、すぐに半日がかりで作成したが、手違いで保存できずに消えたこともあり、大幅にアップが遅れてしまった。07.07.03朝

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