葛根田川遡行 07.08.25〜26  2日目 初日のページへ

【メンバー】石川 荘司 祐子 今野
【コースタイム】  26日 6:30八瀬森山荘発 7:04関東森 8::30 道標(1283) 9:30明通沢源流 12:10赤い沢との出合 13:20コンクリート橋 14:10林道へのゲート 14:30地熱発電所前ゲート 14:50乗車 15:00~50入浴 16:20そば 19:05由利本荘着 

26日、二人組は明るくなる頃から準備を始めていた。こちらは誰も動かないので、私が、カレーの残りと飯盒を温めた。残った焼き岩魚はスープとして頂く。またしても出発に手間取り、三人を待たしてしまった。

倒木が多い。ざっと見ただけでも百本は超えるだろう。東の風のせいか全部、西の方向に倒れている。2年前はなかったとのことだから、最近でも山はどんどん変わっているのだと感じた。
関東森を過ぎて休憩中に、カラビナだけでやる懸垂下降のザイルセットの仕方を思い出そうとしたが、うまくいかない。でも、8(エイト)環があるので、今回は間に合う。

1283地点の標識を300mほど過ぎたところで、明通沢を目指して右の藪に入る。左へ進むと広い湿原に出た。コンパスを出してみるとどうもヘンだ。他の二人のコンパスと向きが逆!GPSが示す地点もなんだか腑に落ちない。進んできたと思われるルートとかなりずれている。判断に迷っているうちに荘司会長がとある沢へ下りていく。リーダーに従うしかない。
水を見つけてからだんだん水量が多くなり、しっかりした流れになる様子を見るのは源流歩きのおもしろいところだ。もちろん、会長のルートに間違いはなかった。

倒木が多い 関東森、熊に囓られている7:04 サワギキョウの群落の一輪
1283地点 9mの滝はザイルなしで下りる 同、着地の前

懸垂下降
9mの滝は枝をつかんで下りたが、15mの滝は40mのザイルをダブルにして懸垂下降した。体育館の手すりから下へ、8環の使い方の練習をしたことはあるが、屋外で実際に使うのは今回が初めてで、おもしろかった。沢ベルトがゆるんでしまい、胸の辺りまでずり上がってしまったのは反省だ。925m付近の出合では水量比が1:2ほどか。左から赤い沢が入ってきている。

200メートルもしないうちに石の赤みは消えた。

15mの懸垂(左岸)を終えて 左から赤い水の沢 赤い水の方が水量が多い1:2か

泳ぐ
途中、小さい淵で泳いでみたが、他には誰も泳ぎたいとは言わなかった。水が冷たいので、30秒で上がる。
コンクリート橋が見えて、ゴールかと思いきや、藪がかぶって歩きにくい林道は延々と登りが続く。ほとんど藪漕ぎ状態だ。足下は砂利が敷かれているし、カーブミラーも2つあったが、とにかく厚い藪だった。
ネジバナが多く、捻れ方の違いが面白い。でも、電池切れでカメラが使えない。

頭上でトグロを巻く蛇
雨が降ってきて雨具を着たので、やや遅れたが、直後に、先頭を歩いている荘司会長が立ち止まった。「ほら、そこに蛇だ、舌を出しているのが分かるだろう」というので、トンネル状に頭上に被っている逆光の藪をよく見ると、舌を出している蛇のシルエットがかすかに分かった。会長はその場で祐子さんのストックを借りて、蛇をたたき落とした。ヨク気がついたものだと感心した。

昨日、中ノ又沢にいた二人らしき男も、帰って来る姿が右の沢に見える。アスファルトの道に出ると、なんと彼らは自転車で追い越していく。多分自転車を草むらに隠していたのだろう。

滝観荘という外来入浴に入ったが、500円だった。タオルを頼むと、300円、牛乳が200円でちょうど千円だ。2年前は石けんやシャンプーもなかったと言うことなので、500円でも納得できる。雫石でそばを食べ、運転手は石川さんから今野に変わった。

なお、今回は、福島登高会葛根田川の報告と遡行図を参考にさせてもらった。
リンクを設定して、感謝の意を表したい。 (今野記す)

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