五竜岳~八峰キレット~鹿島槍ヶ岳  16.07.03~05 その2  その1(キレット小屋まで)へ  

【メンバー】茂野 今野 須藤 眞幸
【コースタイム】

4日 朝食は5:30。小屋発6:10。風雨が厳しいが、とにかく五竜岳を目指す。
キレット小屋があるので、とりあえず、そこまでは心配ない。
13時前に着いたら進むがそれより遅れたら、停滞と決めた。

12時過ぎにキレット小屋に着いた。
小屋番は若い男一人で、「1週間前にヘリで小屋に着いたが
夕日を見たのは1回だけ、人に会うのもそれ以来初めて」とのことで、
昼食をとる我々に小さいチョコレートを差し出した。
人恋しい感じだったが、我々は予定通り昼食後、礼を述べて鹿島槍に向かう。

いよいよキレットの核心部だが、雨に濡れていても梯子や鎖が充実していて不安はなかった。
むしろ、鹿島槍の手前の岩で鎖もない部分が怖い。

一人遅れて歩いている。
20mほどだった風はだんだん強くなり、全身びしょ濡れのため、右足がこわばってきた。
雨具のポケットに忍ばせた「ツムラ68」を取り出して1包飲む。
10分くらいは何ともないが、再び痙攣しそうになり、焦る。

鹿島槍ヶ岳の山頂では耐風姿勢をとらないと立っていられない。
10分ほどは待たせてしまったはずだが、3人は風をよけて山頂の下にいた。

すぐにも下山しそうだったが、3人ずつで、記念写真を撮ることにして急いで下る。
16:40 冷(ツベタ)池山荘着。

キレット小屋 キレット小屋の玄関部
シコタンソウ? ツガザクラと(コ)イワカガミ
八峰キレット核心部 核心部の表示板。右の梯子は曲がってしまい使用不能
核心部の梯子を下りて振り返る 左の壁には鎖がついているが結構な高度感だ
鹿島槍ヶ岳山頂手前、冷や汗の壁 鹿島槍の山頂部では飛ばされるほどの強風で誰もいない
山頂直下で風をよけていた3人を山頂で きれいな白山シャクナゲ
チングルマのお花畑 16:40 冷(ツベタ)池山荘着

意外なことに、小屋は貸切ではなく、ガイド付きの11人がいた。
ガイドは飛騨山岳ガイド協会理事長の桐山という方だ。

ズボンと雨具の撥水性能が落ちたら買い換える。
ズボンは年間2着で、雨具は1着とのこと。
本物のプロには脱帽しかない。

5日 朝食は5:00、5:45発。
3日目もしっかり雨だ。11人の団体より少し早く出た。
爺ヶ岳の中峰に登り、北峰と南峰はパス。
8:00種池山荘。
水1L券は使わずに種池山荘に寄付した。
須藤さんからぜんざい400円をご馳走になった。
まもなく、11人の集団に追いつかれた。
集合写真のシャッターをお互いに押した。

柏原新道を下ると雨がやんで、暑い。
雨具上下を脱ぎ、ポロシャツも脱ぎ、Tシャツだけで歩く。
須藤さんが先に降りて、扇沢の駐車場から車を回収してくれていた。
感謝。

スマホで調べていたとおり、400円の上原温泉に向かう。
65歳以上は割引があり、250円という格安料金だった。
もちろん免許証を見せた。ありがたい。

5:46発 冷池山荘 爺ヶ岳中峰(三角点あり)
種池山荘出発前 右手の山は雲に隠れている
途中には地名の表示が多い 針ノ木方面がガスの合間からチラリ
柏原新道入り口に降りた 上原温泉


昼食はざる蕎麦大盛り。3人は天ぷら蕎麦だったがすべて千円。

勝手知ったる白馬道の駅でお土産を買い、名立谷浜ICで黒作りを買う。
柏崎の鯖サンドを見落としてしまったのが悔やまれる。

温海道の駅で休憩、夕食は酒田ラーメンを求めて5軒ほどフラれ、
やっと入った店は煮干しだしではなく、ややがっかり。
21時過ぎに帰宅した。ヤレヤレ。

振り返って思う。
よくもあの暴風雨の中で八峰キレットを越えたものだ。
仲間の支えがなければとてもできなかったこと、
山の会の仲間に感謝するばかりだ。

16.07.07 管理人今野記す。


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