槍ヶ岳~北穂高岳縦走 その2 14.09.08~12 by渡辺  その1へ   久のページへ

【メンバー】久(リーダー) 渡辺 ,磯崎(会員外:秋田県トライアスロン協会事務局長)

9月10日(水) 【コースタイム】 06:15小屋発 06:42大喰岳 09:00南岳 09:20大キレット突入 12:50北穂山荘

4時半起床。外に出ると寒い。風が強い。
今日は大キレットを渡るか、このまま降りるか選択しなければいけない。

話し合いの結果、南岳まで行ってみて判断することにした。南岳まではなんてことないコースだ。
南岳山荘についたら天気もいいし、風もない。大キレットに行くしかない。

 槍のテン場  笠ヶ岳に映る尾根
西鎌尾根  中岳に向かって出発 

ここであらかじめハーネスを装着することにした。
にっちもさっちもいかなくなってから不安定な足場で装着するのは危険だ。

南岳山荘を過ぎるといきなり大キレットだった。
急峻なくだり、くさり、梯子連続。
まるでゴジラの背中の背びれの上を這いつくばって歩き、たまには背中に降りてまた背びれに登りかえすといった感じだ。

大キレットと北穂  ここをよく下りてきたもんだ 

長谷川ピーク、飛騨泣きを無事クリヤして北穂の登りに入る。
この登りは断崖絶壁を攀じ登る感じだ。
一歩一歩足の置き場所を確認しながら足を置く。
小石にあがるとすべるからだ。
手がかりが動かないか確認しながら3点支持を忠実に繰り返す。

4,5年前山の会で石沢の岩山でアップザイレンの訓練を受けたがその時の経験が生きていると思った。
登りは長くて苦しかった。皆で声を掛け合って進んだ。
でも、ロープは一度も使わず自力で通過したのでうれしい。

20mのザイルを担いで
北穂の小屋から大キレットをのぞむ
前穂
奥穂

12時過ぎには北穂高山荘に到着。時間的に余裕があったが、奥穂は明日にしてここでのんびりすることとした。
これが間違いのもとだった? 
北穂高山荘はこじんまりしているがとても家庭的でいい小屋だった。
料理に愛情を感じた。昼の弁当はおにぎり2個と鳥唐揚げ、ウインナーソーセイジ、漬物。

横尾山荘は小ぶりのコッペパン3個、野菜ジュースの紙パック、パンにつけるタルタルソース、ソイジョイで
自分が持っていった行動食と変わらないものだった。


9月11日(木) 【コースタイム】08:00小屋発 10:30涸沢 17:00上高地 18:00平湯愛宝旅館

夜中に屋根を強く打つ雨の音で目が覚めた、時計を見ると1時。夜明けまで降ったりやんだりが続いた。
朝食が5時だったので4時半に起きて外に出て見ると視界が3メートル。
今日の奥穂が心配される。出発予定6時になっても雨と視界不良だ。
 涸沢から  涸沢から奥穂

隣の老パーティーは早くも停滞と決めた。自分たちは8時ころまで小屋の喫茶店でドリップコーヒーを飲み、クラッシク音楽を楽しんだ。
8時近く、小屋番に今日の天気を聞くと昼から雨とのこと。
予定を変更して南稜から涸沢に降りることとした。

今日の泊まりは穂高岳山荘の予定だったがコースを変えたので、宿を雰囲気のいい徳沢にして進んだ。
横尾まで来たら徳沢をやめて平湯まで戻り温泉につかって一杯がいいとなり、徳沢で旅館を予約した。

徳沢の掲示板に上高地平湯行のバスは最終5時と書いてあった。
その時3時40分、標準時間2時間のところを1時間20分で行くはめとなった。
北穂高からの下りで右膝が痛かったが歩くのをがんばった。
ほかの二人は10分前に余裕で着いたが右足を引きずりながらちょうど5時にバス停に着いた。間に合った。
本谷橋 


9月12日(金)【コースタイム】 08:00旅館発 白馬八方峰偵察 19:30本荘着

今日は本荘に戻るだけ。少し観光をしていくとこにした。

松本から高速に乗らず白馬を通って糸魚川に抜ける。
途中、道の駅で土産を買い、北アルプスの山々を偵察しながら進んだ。
 白馬  白馬大雪渓

白馬八方峰でゴンドラに乗り白馬三山を見ていくことにしたがゴンドラ、リフト代が往復2900円。
あっさり諦めて帰ることした。
横尾~槍ヶ岳~北穂高岳~横尾 

9/15昼に渡辺さんからメールを頂いていましたが、所用で加賀市にいて昨夜帰宅。アップが遅れました。14.09.17

14.09.24 久のページへのリンク設定 管理人今野
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